記事詳細
自宅に帰るまでが遠足です、と子どものころに先生から言われましたが、大人の旅行だって同じで、家に帰るまでが旅行です! ということで、今回は帰路の間も楽しい京都旅行の余韻に浸れるお弁当をご紹介します。旅行が楽しければ楽しいほど、帰り道はなんとなくさみしいもの。京都の名店の味をお持ち帰りして、楽しかった旅の思い出に浸りながら最後の一瞬まで旅行をお楽しみください!※新幹線内での購入はできません。
1:冷めてからの方がむしろおいしい! 箸を進めるほどに感動する『菱岩』の折詰弁当
天保元年創業の『菱岩』は、祇園でお茶屋さんやご家庭への仕出しと折り詰め弁当を扱う専門店。色とりどりな季節の素材の煮物、焼き物、和え物などがきっちりと美しく詰まっていて、まるで宝箱のよう。元々、店内で熱々で供されるものではなく、時間が経って冷めてもおいしいように味の加減や調理の工夫がされているので、どのお料理にも誠実な手が加わっていて箸を進める度に感動がおとずれます。
2:110年以上の歴史を誇る!老舗料亭『六盛』の京の粋を詰め込んだ「鱧寿司弁当」
京都平安神宮のお隣で110年以上京料理を提供する老舗料亭『六盛』は、旬の食材を色とりどり盛り込んだ「手をけ弁当」が人気のお店。看板の「手をけ弁当」も良いですが、「鱧寿司弁当」もまた京都の粋を詰め込んだお弁当の一つ。甘辛いタレの旨みがたまらない鱧寿司6つに、出し巻き卵や生麩などのおかずが入っています。JR京都駅に直結する京都伊勢丹の中にも入っているので、新幹線利用の方は帰りがけに立ち寄ってみては?
3:ひと手間かけた伝統的なお寿司! 京都のおだしを感じる三角形の「いなり寿司」
京都市内にある寿司屋『いづ源』は、地元だけでなく観光客にもよく知られたお店。大将の市田泰之さんは、平成19年に「京都府の現代の名工(京都府優秀技能者表彰受賞者)」に選ばれた人物。旅のおともに選ぶなら「いなり寿司」が旅情を誘います。ふっくらしたおあげにはしっかりと味が染み込み、昆布やかつおだしで炊いたすし飯との相性は抜群。季節ごとに登場するお寿司もあり、ひと手間かけた伝統的な京のお寿司をお楽しみください。
4:蓋を開けた途端にぱっと光輝く! 宝石箱のような『いづ重』伝統の上箱寿司
鯖姿寿司の名店『いづう』から暖簾分けをされ、明治末年に東山真葛原で開店した『いづ重』。昭和23年より八坂神社の向かい、祇園石段下に店を構えています。伝統の「鯖姿寿司」をはじめ、鱧やぐじなど季節に合わせた京寿司が揃いますが、京都からの帰り道をぱっと華やいだ気分に盛り上げてくれるのが「上箱寿司」。小鯛や穴子、厚焼き玉子に海老などの贅沢な具材が丁寧に市松模様に敷き詰められ、まさに宝石箱のような押し寿司です。
5:丹後のお祝いに欠かせない! 具材と酢飯を交互に重ねたミルフィーユ的「ばらずし」
続いては、京都でも北部にある丹後地方の一部にのみ古くから伝わるお寿司をご紹介しましょう。京丹後市にある『とり松』の名物は、この地方のお祝い事に欠かせないという「ばらずし」。独自の製法で炒り炊きにした“鯖のおぼろ” をはじめ、椎茸、干瓢(かんぴょう)、たけのこ、錦糸玉子、かまぼこなどの具材と酢飯を重ねた、まるでミルフィーユのようなお寿司です。京都駅でも改札内外の売店で扱っているのでチェックしてみて。
6:予約必須! お店か京都の伊勢丹でしか買えない特選和牛「はつだの焼肉弁当」
修学院にある『和牛専門 牛 はつだ』。お店ではすべて近江牛を使い、最初は生肉を食べて鮮度のよさを楽しみます。それからお肉を焼きますが、お店に来ている方の多くがお弁当を注文します。夜食や次の日のご飯、家族のお土産などに選ぶのでしょう。お店に行かなくても、お弁当は京都の伊勢丹でも購入できます。こちらもすべて店主が秘伝のタレにつけて手焼きで焼いています。確実に手にいれたい方は、事前予約が安心です。
【番外編】自宅で京を感じる! 約150年続く鰻料理店が作る渾身のお茶漬け鰻
京都旅行から帰った日の夜食にうってつけなのが、京都市内で約150年続く鰻料理店『かね正』の「お茶漬け鰻」です。昭和初期に考案したという厳選した鰻を白焼きにして、みりんや醤油などで丹念に煮込むという贅沢な仕上がり。白いご飯の上にのせて、わさびや山椒を添えてお茶漬けにすると、鰻の香ばしい風味とコクが口の中に広がります。旅行を振り返りながらお酒とともにつまんだり、だし巻き玉子などに仕立ててもおいしいですよ。
【番外編】お土産用のお弁当!京都らしさと気軽さを併せ持つ職人技が光る「都飴シリーズ」
京都旅行の帰りはおなかいっぱいな予定という方には、こんなお弁当もおすすめです。京菓子を製造販売する老舗食品会社『京都 三照庵』の「都飴シリーズ」。京都の飴職人の作った手作り飴と金平糖を合わせて、お弁当のように仕上げた三照庵オリジナルの飴シリーズ。そのユニークな見た目ながらも職人技のつまった一品は、京都らしい手軽なお土産としても大人気です。
※掲載情報は 2018/10/28 時点のものとなります。
- 12
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。