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一級建築士の新保哲也氏が手がけるワッフル専門店
やっぱり神戸はお洒落ですね。日米修好通商条約で1868年に開港され、北野周辺には外国人居住区ができ、文明開化とともに欧米式の建物や文化を取り入れてきた神戸。街並みの素敵さとともに、食文化の欧米的な華やかさも感じます。なので洋菓子系のお土産には事欠かない地ですが、今回ご紹介させていただくのは、新保哲也アトリエの作品。新保哲也氏は一級建築士で、土地の選定から設計業務まで一貫して関わり、厳しい目でこだわり抜き、数多くの店舗や住宅に携わってきました。そんな彼が建築だけではなく家具や照明、食器や料理に至るまで何でもデザインしたいと、ワッフル専門店を誕生させたのです。なぜワッフルなのか?それは建築を学ぶために向かったヨーロッパで美味しさに出会ったからだそう。今では「R.L」というブランドで展開しているのでご存知の方も多いかも。20種類くらいある、ふわふわのワッフルケーキが有名です。
新感覚のカフェオレテイストの硬いワッフル
でも今回は硬いバージョンの「コロコロワッフル キューブ」を。ひとくちサイズに焼き上げたクッキータイプのワッフルで、摘まめるような独特の形状にも惹かれます。味はプレーン、ストロベリー、ショコラ、メープルなどあり、どれも美味しいですが、僕が特に好きなのは神戸限定のカフェオレ!けっこう珍しい味ですよね。でも一口ほおばると、いきなりカフェオレテイストが。もちろんクッキーの香ばしさも。面白いのは、コーヒーに合わせると良さが消えちゃうのですが、紅茶と共にいただくとすごく不思議な美味しさが。紅茶とともにカフェオレを感じ、そしてワッフルというかクッキーの美味しさが広がる。この新感覚、ぜひ体験してみてください!
※掲載情報は 2018/10/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。