「イブシギンのしぜんだし」で作った“味噌玉”で簡単で身体に嬉しい「味噌汁習慣」

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イブシギンのしぜんだし

「出汁をとる」ということが面倒だという人が少なくありません。私にとって出汁をとることは、日々のルーティーンとなっており、煩わしさを感じたことはほとんどありません。
それはまとめてとってストックしておくだけで、料理がすこぶる簡単になり、かつ美味しくなることをよく知っているからです。

 

知り合いの山形の味噌屋さんから、ご子息が大学に入学し一人暮らしを始めた時に、味噌汁を作る同級生がほとんどいないという話を聞きました。そして、息子さんの友達に何とか味噌汁だけは飲んでほしい、どうしたらよいものかと相談されたのです。出汁をとるなぞとんでもないことで、コップに味噌を入れお湯を注ぐ、それくらいハードルを下げないとやってもらえないと嘆いておられました。

 

そこで私が思いついたのが、味噌に煮干しや昆布の粉を混ぜておき、冷蔵庫にストックするという方法。つまり「出汁入り味噌」を作っておけばよいのではないかと。しかし大学生、煮干しの粉を味噌に混ぜる作業すらできないというのです。

 

「煮干しの粉ってさー、どこで買うの?」「1人分だと何グラム使えばいいの?」考えなさいよ、それくらい……とあきれながら、再び思いついたのが「味噌玉」。

「イブシギンのしぜんだし」で作った“味噌玉”で簡単で身体に嬉しい「味噌汁習慣」

味噌にカツオと昆布の粉を混ぜて、ピンポン玉大の「味噌玉」をつくるのです。乾燥わかめやカラフルなお麩、凍り豆腐、乾燥野菜をまわりにつけたら完成。これが「インスタ映え」することから、ドライトマトや粉チーズ、柿の種などのユニークな味噌汁の具まで登場することになったのです。味噌玉に混ぜた魔法の粉は、「イブシギンのしぜんだし」でした。

「イブシギンのしぜんだし」で作った“味噌玉”で簡単で身体に嬉しい「味噌汁習慣」

鹿児島県指宿市でかつお節屋を営む若き社長の、新規事業。地元指宿市山川産のかつお節と、北海道道南産の昆布を混ぜただけのものを製造販売されています。だしの素というと、どうしてもガテン系の渋いパッケージになりがち。

 

ところがこちらの商品は、出汁をとらない若いママをターゲットにしていることもあり、子供のイラストが実に可愛いのです。「+5」という表示は、5カ月の赤ちゃんにも食べて頂けるという意味。スーパーの出汁コーナーより、ベビーフード売り場での展開をメインにしているという販売法もいいですね。

無添加出汁の不思議

巷では、「無添加だし」「化学調味料不使用」と大きく表示された、だしパックや顆粒だしをよくみかけるようになりました。しかし、この「無添加」には大きな“からくり”があります。それは、化学調味料を使っていなくても、同じ効果いや化学調味料以上にうま味成分を醸し出す魔法の調味料「タンパク加水分解物」「酵母エキス」というものが使われているものが多いこと。これらは添加物として認可されていないため、使用しても「化学調味料不使用」という表示が違法ではないとされているのです。

 

化学調味料程の独特な舌に残るものもないので、よほどでない限りは私達も気づかないまま、多くの無添加系加工食品に活用されています。「そこまで気にしていたら、食べるものがなくなってしまう!」その通りです。これらを使っていても、国産食材を使いきちんとつくられているものもたくさんあります。

 

「そこまで安心素材を使っているのに、どうして酵母エキスなどを使用する必要があるの?」という疑問もわくでしょう。それは味の安定のためです。それらをいれると、味がブレることがありません。誰もが美味しいと感じる旨味を演出する魔法の調味料だからです。ただし、味覚の形成に大切な時期、赤ちゃんから小学生までにこの味を覚えてしまうと、完全な依存状態に。強い人工的な旨味でないと、美味しいと感じない味蕾になってしまうと私は心配しております。

 

市販されているだしの素は、どれも鍋にお湯を入れて溶かすだけで出来上がり。味噌汁でも煮物でも簡単に作ることができます。私は今まで、正直この手のものを使うなら、出汁をとればいいのに……という考え方でした。でも、共稼ぎ、子育てに追われる若い親たち、介護が必要な高齢者たちの食事に安心安全で便利なものがあれば、料理をする人の手助けになるはず。

 

これからは安心安全にプラス、手軽さも必要条件になるのではないでしょうか。料理をする人を増やしたいと、私は思うのです。このちゃんとした便利な商品「イブシギンのしぜんだし」を使う人は、料理をしている人であるに違いない。南の若き社長を応援していきたいです。
イブシギンのしぜんだし for MAMA (離乳食) 粉末ボトルタイプ 100g 713円(税53円)

 

※掲載情報は 2018/10/06 時点のものとなります。

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キュレーター情報

タカコナカムラ

料理家/フードディレクター

タカコナカムラ

山口県の割烹料理屋に生まれる。
アメリカ遊学中にWhole Food(ホールフード)に目覚める。
日本の伝統食・発酵食、乾物料理の第一人者として、数多くの商品開発や、オーガニックカフェのプロデュースに関わる。
現在、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコ・ナカムラWhole Foodスクール」を主宰。

通信講座(がくぶん)では、
「野菜コーディネーター」「発酵食スペシャリスト」
「AGEフード・コーディネーター」など食と美や健康に関する講座を多数監修。

一般社団法人ホールフード協会 代表理事

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