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一口食べてあまりの美味しさに感動。
今年の夏は災害レベルの酷暑。どこへ行っても暑く、厳しい夏を過ごし、いつもと変りなく全国、北から南、海外と飛び回っていた夏でした。
今日は鹿児島県の仕事の時に出会った、驚きと感動した逸品をご紹介します。
こちらのシフォンケーキ、一口食べた瞬間、あまりの美味しさに感動。東京のオフィスに「美味しいシフォンケーキがある」と思わず連絡をしてしまったくらいでした。
社長の能勢さんにお話を伺うと、1948年より鹿児島県薩摩川内市で、米穀類の製粉、製造を行っているそうで、工場も見学させて頂きました。清潔感ある工場で社長の能勢さんの思い、誠実さが工場にもあふれていました。
もともとお菓子屋から始まった製粉会社で、「お客様のお菓子作りのお手伝い」を、ハード(粉の製造)とソフト(お菓子を作る技術や情報)の両方からサポートを心掛けており、創業以来、お客様の為にお菓子に合わせた粉作りを心掛けているそうです。
今ではグルテンフリーという言葉が浸透しつつありますが、小麦アレルギーの人でも安心して食べられる米粉100%(小麦0%)のパンや洋菓子が製造できる米粉を2年の歳月をかけて開発。
2011年3月から、小麦粉を一切使用しない工場に転換し本来の和菓子用原料米粉に加えて、パンやケーキ用米粉も製造しているそうです。小麦粉アレルギーでパンやケーキを食べられない方でも「のせ菓楽」の米粉100%のお菓子であれば「安心安全で食べれることができる」とお客様から喜ばれるまでになったそうです。能勢社長が工場転換までした先見の目と、お客様への思いに感服しました。
製菓部門の「のせ菓楽」があり、小麦粉を一切使用しない菓子店として、米粉の洋菓子やパンを製造販売しており、そこで食べさせて頂いた米粉シフォンケーキ。
米粉100%のシフォンケーキでふわっと口溶けが良く何個でも食べられる逸品です。生地を上から抑えても戻ってくるぐらいふわふわ感のあるシフォンケーキ。従来の米粉で洋菓子を作ると生地にザラつきやパサつきを感じるそうで、能勢社長と技術者の思いで開発した洋菓子用の米粉「プレミアム米粉」は製法の違う米粉を組み合わせることでこれらの問題を解決し、「しっとり、もっちり、ふわっと」した三位一体の生地に仕上がるそうです。このプレミアム米粉を使用して、一つ一つ心をこめて手作りしており、製粉の技術と職人の技とお客様へ思いが合わさって出来た米粉のシフォンケーキです。是非、ご賞味あれ。
※掲載情報は 2018/09/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
株式会社オフィス内田 代表取締役会長
内田勝規
1957年東京生まれ 中央大学卒業東武百貨店に入社。CI委員会事務局や増床プロジェクト担当等を経て物産を担当。2001年秋、東武百貨店「北海道物産展」では約4億円を売り上げ(前年比1億5千万円)さらに2004年には年間売り上げで日本一(約13億円)を達成する。「北海道物産展といえば東武」といわれるまでに育て上げ、カリスマバイヤーと呼ばれる。2009年エグゼクティブバイヤーに就任。2010年東武百貨店を退社。地域のために共に考え、地域を元気にすることを趣旨として(株)オフィス内田を設立。現在は日本全国、海外での物産展、企画、商品等のプロデュースを手掛けている。