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紹介している商品
30年前から天然酵母パンを作り続ける東京・富ヶ谷の名店
天然酵母という言葉がまだ一般的でなかった30年前から、天然酵母でパンを作っているのが東京・富ヶ谷の「ルヴァン」です。国産小麦に拘った先駆けのお店でもあり、製法・味・材料など全てにおいて、多くのパン職人たちに影響を与え、日本の「ふわふわ」パン文化を根底からひっくり返し、固くて酸味のあるパンの魅力をみんなに教えてくれた店です。
「ルヴァン」のパンを初めて見た人は、無骨な印象を持つのかもしれません。でも、噛み締めるほどに広がる深い味わいと香り、心地よい酸味が響き合います。こちらのパンは、日が経つごとに酸味がパン全体に馴染み変化する楽しさがあり、数日間美味しく頂けます。
先日たまたま「銀座NAGANO」で「ルヴァン」のパンを発見しました。長野の商品ばかりが並ぶアンテナショップですが、長野・上田にも「ルヴァン」がある関係で水・金のみこちらでもパンの販売をしているそうです。銀座で買い物のついでに気軽に買えるので覚えておくと便利だと思います。
「カンパーニュ」は、「ルヴァン」の看板商品。その香りの強さに驚きと喜びを感じます。
軽くトーストしてバターをたっぷりぬって頂いても、温かいスープと合わせて食べても美味しいので今の季節にぴったりのパンだと思います。
「メランジェ」は、パンの酸味が胡桃のコク、レーズンの甘みと絶妙に調和したパンです。
「コンプレ」とはフランス語で「完全な」という意味で、全粒粉入りのパンのことです。豊かな穀物味が楽しめる生地と、濃厚なチーズの相性がとても良く、食事ともワインとも合うパンです。酸味のあるパンが苦手な人にもおすすめです。
※掲載情報は 2015/02/03 時点のものとなります。
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キュレーター情報
「パンスタ」編集長
青木たかこ
パン専門コミュニティサイト「パンスタ」編集長。パン好きが集まるパン女子会「マニアックデパン」主宰。
パンは「食べる芸術品」。見て、嗅いで、味わって、そして無くなったあとも記憶に残る素晴らしい「作品」。パン職人の技術の結晶である素晴らしいパンに出会えたというその感動を多くの人伝えたいと思い日々活動。「パンを楽しむ」ということを通して、より豊かなライフスタイルを提案。
パンに関するマーケティングや、商品開発アドバイジング、パンイベントの企画・運営サポート、記事寄稿など、パンに関わる企業サービスに幅広く携わる。カルチャーセンターでの講師やパンイベントの司会なども務める。
人に贈って喜ばれるパン、自分へのご褒美パンなどをご紹介したいと思っております。