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沖縄産黒糖とチョコレートが溶け合う、まろやかなコクと旨み
夏の終わりに沖縄を旅した友人から、ロイズ石垣島の「黒糖チョコレート」をいただきました。
ロイズ石垣島は、生チョコレートでおなじみ、ロイズの姉妹ブランドだそうで、
沖縄限定のお菓子が販売されています。
箱にぎっしりと詰まったチョコレートを一枚食べて、思わず唸ってしまいました。
お互いに主張の強い黒糖とチョコレート。
どっちの味が強く出るのだろう?
と思っていたのですが、これが見事に互いを引き立て合い、絶妙なハーモニーを醸し出しているのです。
薄い一枚のチョコレートを口のなかでゆっくり溶かすように味わってみると、まろやかなミルクチョコレートの甘
さが感じられた後、それを追いかけるように、黒糖の豊かなコクと風味が広がります。
食べ終わった途端、すぐまた食べたくなる……
それを繰り返すうちに、あっという間に一箱なくなってしまいました。
あー、これでもうしばらく食べられないのか、と残念な気持ちになっていたら、
ロイズの通販で購入できることを知りました。
自分で食べるだけでなく、気軽な贈り物としても重宝しそうです。
黒糖チョコレートと一緒に、同じロイズ石垣島の「石垣の塩チョコレート」をいただきました。
こちらは石垣島の海水を原料にした、天日干しの「石垣の塩」を、ミルクチョコレートの裏面に散りばめたもので、チョコレートの中に微かに塩気を感じるというよりは、口に入れた途端、塩味がガツンとくる感じです。
こんな使い方ができるのも、旨みのある石垣島の塩だからこそではないでしょうか。
大自然に育まれた、沖縄ならではの素材を生かしたロイズ石垣島のお菓子で、
チョコレートの新しい美味しさを発見してみてはいかがでしょう。
※掲載情報は 2018/09/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
菓子研究家
吉川文子
菓子研究家。友人に出したお菓子が好評で、作り方を教えてほしいと言われたことがきっかけとなり、1995 年に自宅でお菓子教室「Kouglof]を始めました。1999年「きょうの料理大賞」でお菓子部門賞を受賞。藤野真紀子氏、近藤冬子氏、サントス・アントワーヌ氏に菓子を学び、伝統的な洋菓子をベースに、誰にでも手軽に作れて再現性の高いレシピ作りを目指しています。特に、バターを使わず、オイルで作るお菓子のレシピを多数考案しております。「オイルでつくるふんわりケーキとサクサククッキー」(オレンジページ)、「バターを使わない作り置きのお菓子」(マイナビ出版)、「バターなしでおいしいパイとタルト」(誠文堂新光社)、「バターを使わないコーヒー、紅茶、日本茶のお菓子」(文化出版局)など著書多数。