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2種類の唐辛子を混ぜて香りあふれ奥行きを感じるラー油
食べるラー油ブームは終演しましたが、やはり手作りラー油の人気はまだまだありますね。何にでもかけて食べたくなる美味しいラー油です。餃子には醤油も酢も使わずに“よっちゃんラー油”だけでOK!
18年程前に私が『料理王国』で「お手伝いハルコ」の連載をしていたことがあります。その時は色々なジャンルの料理店に私(お手伝いハルコ)が修業に行きプロから料理を習うという趣旨でした。最初に考えたのは「レシピ本に掲載されていないことをやろう」という事でした。第1回目は「生たまごかけごはん」で、これもすいぶんあとからブームになりましたね。そして、第2回目は「手作りラー油」だったのです。思えば先見の明があったんですね。一流中国料理店での取材だったのですが、その店で使うラー油は、すべて手作りしていたんです。しかし、ラー油は激しい強烈な匂いで家庭では作るのが大変なのです。
ラー油を好きな私が毎日使っているのが、「よっちゃんラー油」なのです。よっちゃんラー油は、新鮮な菜種油に中国産の一味唐辛子と韓国産の粗挽き唐辛子をブレンドした上に数種類のスパイスを加え、2時間ゆっくり加熱して少し時間をおいて熟成させたもの。餃子のタレなどにも当然使いますが、一番のお気に入りの食べ方は、ソーメンのつゆにたっぷり「よっちゃんラー油」をからめて食べること。「よっちゃんラー油」には通常の辛さの“香辣油”と倍の唐辛子を入れている“大辛辣油”の他に、“にんにくラー油”もあります。ちょっと、行儀は悪いのですが、炊きたてのごはんに生卵を落として“よっちゃんラー油”をたっぷりかけて食べるごはんは、幾らでも食べられるのです。
※掲載情報は 2015/02/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アートディレクター・食文化研究家
後藤晴彦(お手伝いハルコ)
後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。