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強い酸味や独特のにおいで「酢が苦手」という人は少なくないでしょう。しかし、ヘルシー調味料の代表格である酢は積極的に摂りたいもの。そこで、調味料として料理をおいしくするのはもちろん、そのまま飲んでもおいしい6種の酢を厳選しました。良質な食材を使用し、こだわりの製法で作られた酢は、単純に「酸っぱい」のではなく、逆に酸味を抑え、まろやかさや甘味さえ感じられます。
米酢のツンとくる酸味、酸っぱさがない!『河原酢造』のフレッシュな有機純米酢
原料の清酒づくりからこだわる福井県大野市の『河原酢造』が製造する「有機純米酢 老梅」。精米から洗米、蒸米と一つひとつの行程を丁寧に行い、さらに、長い期間をかけて発酵・熟成させる、昔ながらの「静置発酵法」という製法で作られた逸品です。原料には農薬や化学肥料を極力使用せずに栽培した安心安全な国産米のみを使用。貯蔵期間が短くフレッシュなため、酢特有のツンとする酸味や臭いがなく、酢が苦手な人も食しやすいと評判です。まずはご自身の舌でお試しを。
老舗の蔵元が作る、料理人が愛してやまない、その名も「割烹酢」
「割烹酢」は、醤油の蔵元が作るこだわりの酢。創業から200年以上の歴史を持つ、茨城県結城市の『蔵元小田屋』が製造しています。老舗の有名割烹にも長く愛用されているという「割烹」シリーズの一つで、酢でありながら、やわらかな香りと甘みのある贅沢な味わいは、長い歴史の中でずっと守り継がれてきたものなのだそう。ツンとした酸味がなく、お酢好きの人ならそのままでも飲めるほどマイルドな味わいです。
上品で混じりけのない「千鳥酢」はまろやかな口当たりの〝まあるいお酢“
米と熟成した酒粕から仕込み、熟練の技を駆使して醸造された米酢。まろやかな味と香りが素材の持ち味を引き立て、料理になくてはならない調味料として有名料亭、寿司店などで愛用されています。原材料を見ると、米、酒粕、アルコールのみといたってシンプル。まさに昔ながらの本物の酢という印象です。そのまま口に含んでみると、“まあるいお酢”という表現がしっくりくるようなまろやかで奥深い味わい。上品で混じりけのない、安心できるお酢です。
健康長寿の島に生息する菌で自然発酵した、奄美伝統の「かけろまきび酢」
健康長寿で有名な鹿児島・奄美の希少酢「かけろまきび酢」をご存じでしょうか。奄美諸島の名産である糖度の高い良質のさとうきび100%で作られており、完全無添加。そして特筆すべきは、日本で唯一の自然発酵のお酢ということです。通常は酢酸菌の菌膜を移植して発酵させますが、「かけろまきび酢」は菌類の添加を一切せず、奄美本島の南端に寄り添うように浮かぶ自然豊かな離島・加計呂麻島に浮遊する菌を使って自然発酵させています。奄美の「長寿食文化」が注目される中、奄美伝統のサトウキビ酢である「かけろまきび酢」は、神秘の希少酢なのです。
昔ながらの木桶の菌と蔵の菌、2種類の菌が作り出すまろやかな甘さの「神酢 しろ」
世界遺産でも有名な三重県の熊野にある『中野商店』は、巨大な木桶を使った静置発酵法にこだわり、江戸時代からお酢作りをしている蔵元。昔ながらの木桶には、発酵に欠かせない〝神の菌“とされる「みふね菌」が住みついており、それと蔵の中のお酢に付く蔵付き菌の2種類の菌が『中野商店』が作る酢の味の原点になっています。丹精を込め、手間暇かけて作る酢を、さらにオリジナルでアレンジした「神酢 しろ」は、バランスのよい上品でまろやかな旨味の甘酢。さまざまな料理に活用できます。
夏バテ予防にも!「紅糀黒酢」で、カラダ想いの贈り物
黒酢のメッカでもある鹿児島県にある『福山黒酢』のオリジナル玄米黒酢ブランド「桷志田(かくいだ)」。鹿児島のシラス台地でろ過された湧水、良質な玄米と麹、そして豊富な経験と技術を持ち合わせる黒酢杜氏が作る黒酢は、口当たりがよくまろやかな味わいで長く愛されています。その「桷志田」の黒酢に紅麹を加えた珍しい黒酢が、ほんのりと赤みを帯びた「紅糀黒酢」。この紅麹菌によって生成されるモナコリンKには、コレステロール低下作用も報告されており(※)、コレステロール値が気になる人や健康志向の人にはとくに喜ばれそうです。
※参照:内閣府食品安全委員会 食品安全総合情報システム
http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04630790482
※掲載情報は 2018/09/01 時点のものとなります。
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