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今回からippinで記事を掲載することになりましたパティシエの川端美愛(かわばたみあ)です。私は、滋賀県で古い校舎を改装して菓子工房「パティスリーミア」を運営しています。主に滋賀や三重の食材を使ってお菓子や料理を作っているのですが、今回はその中からブルーベリータルトに使用する「宮ベリー農園」の絶品ブルーベリーをご紹介させて頂きます。
私の住んでいる滋賀県甲賀市甲南町(旧宮村)にある「宮ベリー」さんは、どなたでもブルーベリー狩りを楽しめる農園なのですが、その品種の数が17種類と甘いものからすっぱいものまで豊富な種類があります。もともとは、荒れた田んぼだった場所を、地元の有志を募り、町おこしを兼ねてブルーベリー園を作ったそうです。電気屋さん、銀行員、薬屋さんや一般企業で働く人たちが試行錯誤の末に「宮ベリー農園」が完成したそうです。今では、大阪や京都からも沢山お客さんを見かけます。
ブルーベリーは大きく分けて酸味がある「ハイブッシュ系」と甘みのある「ラビットアイ系」に分かれます。同じ系統でもそれぞれ味が違うので、食べ比べするのも楽しいです。どちらの種類も農薬を一切使っていないので、お子様も安心して食べられます。
ブルーベリータルトには、酸味のあるベリーを使用しています。ジャムも酸味のあるものがおすすめです。そのまま生食でも美味しく、上品な風味ですので、何を作ってもその素材の良さを感じることができるはずです。何を作ろうかと考えながらブルーベリー狩りを楽しむのも楽しいですね。農園では、手づくりのジャムや朝摘み野菜もありますので是非お試しください。
※掲載情報は 2018/08/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パティシエ
川端美愛
三重県の農業法人で菓子づくりの道に入る。東京のケーキ店で 3 年間勤務したのち、滋賀県甲賀に移住。「文化の発電所」をつくりたいという想いから夫、川端健夫とともに学校の校舎を改装し、 2004年 7 月に菓子工房とギャラリー、カフェを兼ねたスペース「マンマミーア!」をオープン。
09年、菓子工房部門を「パティスリーミア」と改名。
11年、独学でランチ(コース仕立て)を提供し始める。
14年、渡仏しアランデュカス氏やミシェルブラス氏のレストランで研修。
17年、渡米しアリスウォータース氏のレストラン「シェパニース」にて研修。
週末には大阪、京都、名古屋からもお客さんが訪れる。