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これまで食べたガトーショコラの味がすべて消え失せました
注文してから2ヶ月。
新宿御苑の店舗へ取りに行くのも時間指定のある入手困難な
究極のスイーツ『ケンズカフェ東京』の「特選ガトーショコラ」。
いったいどれほどのものか。
わざわざ会社を早退し、ネットでの注文時に指定した
2時間刻みの時間に従って新宿御苑に向かいました。
花園公園の横にある正にチョコレート色をした店舗。
以前はCAFÉとしてお店で食べることができましたが、
今は持ち帰りのみです。
250gで3000円。小さくずっしりと感じます。
しっかりとした箱には手作りされた金のリボンが
丁寧にかかっています。
「ひきたです」と名前を伝え
ガトーショコラを手渡してもらうときに、
「先ほど完成したので、まだ温かいです」と伝えられました。
パテシェの相当な自信を感じます。
食べる方も「究極のものを食べる心構え」を求められているようです。
小さなリーフレットには「生クリームやアイスを添えても格別」とあります。
「せっかくだから究極の食べ方をしよう」と決め
いそいそと生クリームを買いに行く。
家に戻ってホイップし、コーヒーとともに口に入れました。
これは・・・。全人類に向かって叫びたい!
生きているうちに、食べた方がいい。
ズッシリと濃厚。ダークなチョコの渋みと甘みが、
今まで食べたガトーショコラは何だったのだろう?と
感じさせるほど。
今日を「ガトーショコラを初めて食べた日」という
記念日に定め、2ヶ月前から指折り数えてまった
喜びと、「食べる」ではなく「味わせていただきたい」と
姿勢を正す気持ちを一生忘れたくない!
そう思わせるほどのうまさでした。
ちなみに、せっかく添えてみた生クリームですが、
ガトーショコラの強さに存在を感じられず。
まさに究極、帝王の味でした。
※掲載情報は 2018/08/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スピーチライター/コラムニスト
ひきたよしあき
(株)博報堂で、広告クリエーターとして働くかたわらで、「朝日小学生新聞」などにコラムを書いています。出張、撮影、講演で全国を回りながら、おいしいものを送ったり、頂いたり。誰かに何かを送ろうとする時、そこに素敵なエピソードが生まれます。高い安い、有名無名に関わらず、できればその一品にまつわる物語までお伝えしようと思っています。皆さんからの情報もお待ちしています。主な著書「あなたは言葉でできている」(実業之日本社)「ゆっくり前へ ことばの玩具箱」(京都書房)「大勢の中のあなたへ」(朝日学生新聞社)