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テラス席ありの隠れ家で、ゆったりとした贅沢時間を
そろそろ「平成」の年号も終わりを迎えようとしている。「平成」の始まりとともに創業したパン屋さん『GRANDIR』が今年30周年を迎え、7月より夏の新商品をスタートさせた。お惣菜パンを買おうと店内に入ったのだが、猛暑の続く夏にあるものに目を引かれた。それが、今回ご紹介する思わず爽やかなタルト。最後に、今日使える小ネタも合わせて、その逸品をご紹介したい。
私が一目ぼれしたのは「タルト・オ・シトロン」。レモンスライスが並び、見た目も涼しげ。立ち止まって、すっかりお惣菜パンのことを忘れてしまった。お店の方のお話だと、一番人気はメロンパンとのこと。今回は、お見舞いの手土産ということもあったため、口当たりがよくさっぱりしたものをと、迷うことなくこちらを。
タルト生地は甘すぎず、しっとりとしている。上にかかっている砂糖のコーティングが甘酸っぱいレモン風味のフォンダンとの甘さのバランスをほどよく調和。4分の1カットは大きすぎるかと思っていたのだが、気が付いたらあっという間に美味しく完食。
私は愛知県豊明市にある『GRANDIR』さんでテイクアウトをした。豆からひいた風味良いアイスコーヒーなど、飲み物はすべて100円。なぜここに立ち寄ったか。それは、ここが隠れ家的なパン屋さんだからだ。店内に入る入り口は、次の写真の雰囲気。緑に囲まれた癒される空間なのも、ここに立ち寄る理由の1つだ。店内にイートインコーナーもあるが、外には緑に囲まれたテラス席もあり、ゆっくりと「タルト・オ・シトロン」を堪能し、贅沢な時間を過ごすことができる。
もともとの目的だったお惣菜パンには「カレーパン」を購入。店内では「パンドキャリー」という商品名で並んでいる。パン生地の中のフィリングがとにかく絶品。
今までパン教室に数か所通い、パン教室の講師の資格を持っている私がおすすめする、これは間違いのないカレーパン。牛肉だけでなく玉ねぎもしっかりと形が。生地だけでなく、中身が美味しいカレーパンは、食べていて幸せな気持ちにさせてくれる。このカレーパンは自分用に翌日もリピート購入をしたくらいだ。
夏の手土産に、レモンの酸味が食欲をそそる「タルト・オ・シトロン」。ホールでの購入もできるが、4分の1カットでも購入可能。
私のおすすめは、ほとんど知られていない緑に囲まれたテラス席で食べること。愛知県豊明市は、全国的にはあまり知られていない場所ではあるが、名古屋市の隣に位置している。2018年4～6月期の人気医療ドラマの大学病院の外観は、このパン屋さん近くの大学病院でドローンを飛ばして撮影された。
「平成」生まれの『GRANDIR』さん。
「平成」最後の年の新作タルト「タルト・オ・シトロン」。
是非、そんな小ネタとともに、今年の夏の記念の手土産にいかが。
※掲載情報は 2018/07/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
発酵料理研究家／観光連盟アドバイザー
高橋香葉
｢日本人の体を健康できれいにするには、日本伝統文化の発酵食が一番良い｣として発酵料理の研究に取り組む。テレビ、雑誌、書籍などを通じて、発酵食品の良さを伝える普及活動を行っている。
日本で初めて、米麹と醤油をあわせた新調味料｢しょうゆ麹（醤油麹）｣の作り方とレシピを公開し、発酵業界に新しい風を入れた。その活動は、フードアクションニッポンアワード販促部門を受賞。その後、読売新聞にて「オンリーワン」として掲載された。
現在は、日本全国を回り、全国の発酵食品だけでなく温泉巡りをし、日本の伝統文化を勉強している。
自治体の観光連盟アドバイザー、特産品開発審査委員などを歴任。市場調査から、販売戦略、プロモーションなどのマーケティング講師も行っている。フードアナリスト協会「食のなでしこ2016」。
主要著書：
◎「しょうゆ麹と塩麹で作る毎日の食卓」(宝島社)
◎リンネル特別編集「しょうゆ麹で作る毎日のごちそう」（宝島社)
◎「知識ゼロからの塩麹・しょうゆ麹入門」（幻冬舎）
◎おとなのねこまんま５５５（アース・スターブックス）等
