大使公邸シェフが腕を奮うモダンドイツ料理!女性も喜ぶヘルシーメニューが続々

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“今”のドイツ料理を知っていますか?

皆さんはドイツ料理というと、どんなメニューを思い浮かべますか?「ソーセージ」やキャベツの酢漬けの「ザワークラウト」など、昔から人気の高い料理を思い浮かべる方も多いかもしれません。どちらかというと、ドイツ料理は“コンサバな(保守的な)”イメージが強いという方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんなドイツの「食」は今、生活スタイルや環境に対応するように、どんどん新アイディアが取り入れられ、もっとヘルシーに、そしてもっと美味しく変化しつつあります。今回はそんな、ドイツ料理の「今」を大使公邸シェフが腕を奮ってお届けします。

会場となったドイツ大使公邸の地下にある“ビアケラー”

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今回のイベント会場となったのは、ドイツ大使館大使公邸の地下にある特別な“ビアケラー”。

 

“ビアケラー”とは、もともと地下の涼しい環境を利用したビールを保管・貯蔵しておくための場所。大使公邸では、伝統的なビアサーバーを設置したカウンターもあり、親しいゲストを温かく迎え入れる特別な場所になっています。

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今回は、そんな大使公邸の秘密のビアケラーを会場に、ドイツの美味しいビールやワインとともに、モダンでヘルシーなドイツ料理を楽しんでいただくイベントを開催。ippinキュレーターをお招きして、ドイツ料理の「今」を体験していただきました。

 

テーマは、「モダン」「地域性」「ヘルシー」

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冒頭のハンス・カール・フォン・ヴェアテルン大使からは、今のドイツ料理を紐解く“3つのキーワード”が強調されました。それが、「モダン」「地域性」「ヘルシー」です。

 

・モダン   現代のライフスタイルに即した「スタイル」
・地域性   ドイツ各地の地域性を象徴する「食材」や「レシピ」
・ヘルシー  栄養バランスや鮮度を重要視した「調理法」

 

ドイツの誇るビールやワインとともに、美味しい料理をもっと楽しんでその魅力を知っていただきたいとメッセージが贈られました。

公邸シェフが表現する“今”のドイツ料理

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今回の調理を担当した公邸料理長の小林茂樹シェフ。

 

前日の仕込みから当日の仕上げまで、一人で作り上げていきます。こだわったのは“ドイツらしさ”。地域性を象徴する伝統的なレシピを取り入れながら、ハーブや香辛料などと組み合わせたモダンでヘルシーなドイツ料理を完成させました。

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ビールサーバーから注がれる黄金色のビールは、ドイツのミュンヘン出身のビールマイスターが日本にビール醸造所を作り、冨士山麓の水を使って仕込んでいるという地ビール「バイエルマイスタービール」です。芳醇なホップの香りとクリーミーな泡が特徴的な、ドイツらしさを感じさせるビールです。

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招待されたippinキュレーターの皆さんは、偶然ですが、女性ばかり。オシャレで、ヘルシーなドイツ料理に驚きを隠せない様子もみられ、皆さん興奮気味で味わっていました。

 

用意された料理は、地域ごとの特色が出ている伝統的なドイツ料理を、小林シェフがモダンな感覚とヘルシーな素材を使ってアレンジしたオリジナルレシピ。

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ビーツを使ったピンクがフォトジェニックな仕上がりの「ニシンのサラダ」。爽やかなヴィネガーの風味が女性にも男性にも好評のサラダ仕立て。

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ヘルシーな素材キヌアを加えた「キヌアとザワークラウトのブーラートリンゲン」。「グリーンケールのクリーム」と一緒にいただきます。グリーンのソースが目にも鮮やか、ケール独特の苦味はクリームでまろやかになり、食べ易くなっています。

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お肉不使用のベジタリアンハンバーグのため、とてもヘルシーなブーラートリンゲン。プチプチとしたキヌアの食感とザワークラウトのシャキッとした食感を感じます。

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「へーゼルナッツのシュペッツレ」シュペッツレは南ドイツのショートパスタ。生地にはヘーゼルナッツを使い、風味にアクセントをつけています。歯ごたえもしっかりあり、少量でも満足感の高いパスタです。

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「ターフェルシュッピツ(ホースラディッシュソースとともに)」「ターフェルシュッピツ」は牛肉をとろけるほど柔らかく煮込んだ料理で、ソースはクリームソースにホースラディッシュ(西洋わさび)が使われています。

 

牛肉はかたまり肉を何時間も煮込みしっとりと柔らかく仕上がっています。食べる際には厚めにスライスをしてソースをたっぷり絡めていただきます。

実はとってもヘルシー!ドイツ風アップルパイ

集まったみなさんにお酒とお食事にご満足頂いたところで、次のデザート「アップフェルシュトゥルーデル」の実演が行われました。

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外側のパイ生地は向こうが透けて見えるほど、薄く薄く延ばしていきます。りんごは薄くスライスされ、フレッシュな状態で干しブドウと合わせます。上からクランブルをしっかりかけ、巻いていきます。

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薄い生地に穴が開かないよう、素早く巻いていく小林シェフ。見ているだけでも、思わず息を止めてしまうほど、緊張感の高まる瞬間です。集まったippinキュレーターの皆さんも、カメラを構えて、小林シェフの技を見逃しません。

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焼き上がりは、パリパリ、サクサク。中のリンゴから湯気が立ち上ります。カットしたら、最後にパウダーシュガーをかければ、出来上がり。

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非常に薄いパイ生地のサクサクとした食感と甘さ控えめのリンゴの味わいが美味しい「アップフェルシュトゥルーデル」。リンゴを使ったスイーツの種類が多いドイツでは、リンゴ自体の味を楽しむシンプルで自然な甘味のデザートが意外に多いのです。

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大成功の出来栄えに、小林シェフも思わず笑顔がこぼれました。この後、皆さんには、様々なドイツのデザートを召し上がっていただきました。

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素朴な調理法で、素材の味を大切にするドイツ料理。変化するライフスタイルに合わせて、食に対する趣向も変わってきました。広い国土を持つドイツならではの地域ごとに発達してきた食文化を生かしながら、よりヘルシーな食を求めて調理法や食材選びなどもどんどん新しい要素を取り入れています。

 

美味しいドイツビールやワインとともに、食べて美味しく、そしてヘルシーな新しいドイツ料理を皆さんにも、ぜひ楽しんでいただきたいです。

※掲載情報は 2018/07/05 時点のものとなります。

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ドイツ連邦共和国大使館

ドイツ連邦共和国大使館

駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本におけるドイツ政府を代表する機関です。ヨーロッパの中心に位置しているドイツと日本は、去る2011年、外交関係を樹立してから150周年という節目を迎えました。そして、今後も互いに両国が協力し合いながら、現在の友好関係を保ち、またより深めながら手を取り合って未来へ向かっていこうという思いをこめ、「ドイツと日本-ともに未来へ」というモットーの下、日本の皆さんにより深く、広く、ドイツを知ってもらうべく、様々な形で活動を行っています。こちらのサイトでは、ドイツの伝統や郷土・食文化についてお伝えします。

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