ヨーロッパの伝統的製法を駆使する岩手盛岡のブルワリー「ベアレン醸造所」

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様々なブルワリーの中でも異彩を放つ新進気鋭の醸造所

ヨーロッパの伝統的製法を駆使する岩手盛岡のブルワリー「ベアレン醸造所」

ビールは僕ら日本人にとっても身近なアルコール飲料。20歳以上ならコンビニでもスーパーでも気軽に購入できて、味わう事ができます。大手メーカーのタイプも僕は大好きですが、時々、“グッとくる”ような深い味わいを楽しみたくなるもの。そんな時にぴったりなのが地ビールです。でもこれまた様々な地域や会社があって、どれがいいか迷っちゃうという声もよく聞きます。実際、僕も何か所も大好きなブルワリーがあるのですが、今回ご紹介させていただくのは、岩手県盛岡市。こちらに、ドイツより移設した醸造設備を駆使し、ヨーロッパの伝統的な製法によるクラシックビールを造る『ベアレン醸造所』というブルワリーがあるのです。創業は2001年(平成13年)。醸造所に伺えばガラス越しに醸造風景を見学できたり、工場直売所があって様々なビールを購入できたりします。

 

定番から変わり種まで各種を醸造している

ヨーロッパの伝統的製法を駆使する岩手盛岡のブルワリー「ベアレン醸造所」

スタンダードビールも数種類ありますが、まず抑えておきたいのが「クラシック」ですね。写真だと一番左の、一番色が薄いタイプ。ドイツで最も生産量の多いドルトムントで輸出用に造られていたエキス分の高いタイプ。苦みとコクのバランスが良く、しっかりとした味わいが特徴のラガービールです。他にもマニアウケするような「シュバルツ」(旧東ドイツ圏で飲まれてきたビールで、ブラックな見ためと違って味はまろやかでキレがある黒ビール)とか「アルト」(「古い」という名のごとく、ラガービールが発明される以前の上面発酵酵母を用いた赤褐色のビール。ホップの香りが爽やかで、口当たりまろやか)なども人気です。さらに冬のヴァイツェン、ウルズスなど季節限定ビールも醸造なさっているので、ぜひ覚えて欲しいブルワリーなのです。

※掲載情報は 2018/06/29 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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