天才シェフの“世界一のレシピ”を缶詰に詰め込んだら

天才シェフの“世界一のレシピ”を缶詰に詰め込んだら

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一番おいしいと思う缶詰は星の味でした。

最近、自社生産の缶詰を販売しはじめたこともあり、缶詰作りの難しさを肌で感じています。普通の調理とは違い、食品の加熱温度が決められているので、本当はもっと低温で調理したいものも余計に火をいれないといけないので、思い通りにいかないことがしばしばあります。切磋琢磨して「鶏内臓モツ入りピピシュ」、「アフリカンチキン」、「ミル貝のフェイジョアーダ」などの肉缶詰をはじめ、いろいろなバリエーションのものを富ヶ谷にある『マル・デ・クリスチアノ』で販売しています。

 

缶詰を作っていて特に難しいと感じたのが「イベリコ豚のパテ」でした。このイベリコ豚のパテには、どうしてもあの味を超えたい!という目標のような、お手本のような商品があります。

天才シェフの“世界一のレシピ”を缶詰に詰め込んだら

それがこれ! クリスチャン・パラ氏の「ブーダン・ノワール」。バスク地方出身で、フランス伝統料理で星を獲得した実力派のシェフです。もう引退してしまったのですが、彼のレシピを缶詰にしたのがこれです。ブーダン・ノワールとは、豚の血を使ったフランスの伝統的なソーセージのこと。臭みがあるんじゃないかと思うかもしれませんが、全くそんなことはなく、フランスでは、この缶詰を皿に盛り付けてそのまま出せるくらい完成度が高いです。
これがひとつでも家にあれば、もう最高の酒のつまみになります。少し火で炙るとよりジューシーさを感じられると思います。こんな上品な舌触りの脂っぽさを感じたことはありません! 将来、絶対にこれ以上の缶詰を作ってやると思ってがんばっています!

 

※掲載情報は 2018/06/20 時点のものとなります。

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キュレーター情報

佐藤幸二

株式会社キュウプロジェクト代表

佐藤幸二

代々木八幡近隣でポルトガル料理店「クリスチアノ」、「マルデクリスチアノ」、ポルトガル菓子店「ナタデクリスチアノ」、タイ料理店「パッポンキッチン」を営んでいます。おもたせが好きで、お客様に聞いたり、自分で探したりしています。

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