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芯まで真っ赤なルバーブに魅了され、その美味しさに感動!
5月の料理教室のデザート「ルバーブ コブラー」に使用した『島田農園』さんの真っ赤な「ルバーブ」。その鮮やかで可愛らしい色と爽やかな酸味にすっかり魅了されました。
もともと、ルバーブは大好きなデザートの材料。野菜なのにまるでリンゴやベリー類のような爽やかな酸味を持ち、火を通すとトロッとしてすぐにジャムのようになって美味しいお菓子やデザートに使えます。
『赤毛のアン』や『足長おじさん』、『大草原の小さな家』など、子どもの頃親しんだ欧米の小説に「ルバーブ」がよく登場していたのですが、当時はどんなものかわからなくて、アメリカで初めて本物に出会った時に感激したのを覚えています。
福島県の『島田農園』さんが育てる「ルバーブ」は、オーナーの島田弘美さんが幼い頃に牧師さんからいただいたルバーブの株を、お父様が少しずつ株分けしながら増やしていかれたのが始まりだそうです。ルバーブ
はもともと花が咲き、種が採れる植物です。しかし、島田農園さんが育てているルバーブは花が咲かない種類だそうで、そのため株分けで少しずつ、手をかけながら増やしていったそうです。弘美さんの「美味しいジャムを毎日食べたい」という希望を叶えるため、お父様が一生懸命に育てられたのでしょう。
はじめはご家族のために育てていたルバーブ畑だったのですが、やがて多くの人から分けて欲しいという要望が高まり、今は、ルバーブ農園として多くの方に美味しいルバーブを届けておられます。
『島田農園』さんが作る「ルバーブ」は、他にはない鮮やかな色彩の芯まで「真っ赤」なのが特徴で、ルバーブの美味しさには欠かせない独特の酸味を持っています。フキのような外見からは想像も出来ないほど、一旦火を入れると、あっという間にやわらかくなり、とろけるような仕上がりになります。栄養面でも大変優れていて、赤い色の持つ要素とタップリの食物繊維でお腹の中のお掃除はお任せです。
このところルバーブの人気は ジワジワと広がり、島田さんによると、近頃は『ブルーボトルコーヒー』で出されるお菓子に『島田農園』さんの「ルバーブ」が使われ、駐日イギリス大使館で供されるデザートにも、こちらの「ルバーブ」が使われているとか。 少しずつ日本でもルバーブを知る人達の輪が広がっているようです。
ルバーブの収穫時期は5月~10月までと割と長いので、是非皆さんにも様々なデザート作りに活用していただきたいと思います。なお、『島田農園』さんオリジナルの「ジャム」も大変美味しく、広島の無農薬レモンを使っていて、優しい酸味と甘さでおススメです。
※掲載情報は 2018/06/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
Takako'sKitchen主宰
二階堂多香子
子供時代から料理が大好き。初めてのフルコースディナー作りの経験は 10歳の時。家族の喜ぶ姿が嬉しく、料理を通じ人を笑顔にできる、という発見に心躍らせました。
大学卒業後、フランスでの料理遊学を経験し自宅での料理教室をスタート。結婚後は料理教室やケータリングの仕事に励みました。1990年に夫の海外赴任に伴い初めて在外生活をオーストラリアで送ったのを皮切りにブルガリア、イラン、アメリカ(ニューヨーク) 、クゥエート、スイス の6カ国、通算18年間を海外過ごしたことになります。その間夫の勤務の 都合でまとまって東京にいる間には料理教室を継続し今に至りました。
2016年、スイスからの帰国を機に満を持して下北沢の自宅キッチンにて 料理教室、Takako's Kitchen を立ち上げました。 長い在外勤務の間に経験した豊富なおもてなしのノウハウ、各国で覚えた味、世界中の友人達から習ったレシピの数々、そして材料の違うどんな場所でもどんなキッチンでも同じように美味しい味を生み出してきた臨機応変の合理的な調理をお伝えしています。