清々しい味わいに風情を感じる。宮中歌会始にちなんで考案された『とらや』の「朝」

清々しい味わいに風情を感じる。宮中歌会始にちなんで考案された『とらや』の「朝」

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「朝」と「御膳(午前)」の掛け合わせで吉報ありそうな逸品

1501年、京都で産声を上げ、今日現在に至る『虎屋』。室町時代より500年以上の歴史をもつ『虎屋』は他の追随を許さぬ名店です。
羊羹が特に有名ですが、見逃すことができないのが、生菓子の美味しさです。今回ご紹介するのがこちら、「朝」。

 

昭和49年(1974年)の宮中歌会始のお題「朝」にちなみ考案されたとのこと。
「朝日を受けて万物が輝くさまを思わせます」というキャッチフレーズをもつ、きんとん製の「朝」。このきんとんを切ると真ん中にこし餡が入っているのですが、それを『虎屋』では「御膳餡」と呼ぶそうです。もしかしたら、「朝」と「御膳(午前)」を掛け合わせたのかな、と思うのは私だけでしょうか。朝日がすべてを照らしてくれる、私たちに元気をくれる、また、「どんな人にも朝は平等にやってくる」意味も込められたのかもしれません。

 

非常に崩れやすそうなそぼろがのっていますが、少しの揺れでは崩れることもなく、しっかり「風に乗ったよう」にそぼろがかかっています。甘さも控えめで見た目にも美しく、上品で、飽きのこないすばらしいデザインです。
老若男女問わず、お茶菓子に持参しても非常に喜ばれる逸品です。
5月いっぱいの販売ですが「元気の素」としてぜひお試しになられてはいかがでしょうか。

清々しい味わいに風情を感じる。宮中歌会始にちなんで考案された『とらや』の「朝」

※掲載情報は 2018/05/26 時点のものとなります。

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キュレーター情報

水越かをり

秘書

水越かをり

上場建設会社に入社後、総務、広報を経て、会長・社長の秘書として約20年担当。
「手土産」を選ぶ際、特に気を付けている「気遣いさせすぎない手土産選び」。社内でもプライベートでも手土産をお勧めする場合は必ず自分で買って試食をしたものの中から選んでいます。「味」「見た目」「コストパフォーマンス」「差し上げる方の出身地」「その方の大切にしているもの」等色々な視点で差し上げる方を思い浮かべながら、話題の新商品から老舗の伝統の味を守る品物まで、差し上げる方に寄り添った品物選びをしています。
プライベートでは現在は英会話、着物を現在習っています。どちらも個人レッスンで先生に恵まれ、仕事とはかけ離れた集中できる時間を大切にしています。長年訪れる香港の友人たちとの交流の中で、従来嗜んでいた茶道や華道に加え着付けを習い日本の伝統について英語で語り合うこと、また、世界の習慣を学ぶことも楽しみのひとつです。来たる東京オリンピックに向かい、訪日される海外の方々へのボランティアガイドをするので、一緒に日本の伝統文化の事を触れた折に日本の手土産の習慣についても説明できる日を楽しみにしています。

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