素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

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人情味あふれる街のパン屋さんは昔も今も変わらない美味しさ

素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

尾山台の駅前にある『ペニー』。昔ながらの佇まいで、素朴な街のパン屋さんです。材料を吟味し、丁寧な手仕事で毎朝焼き上げられるパンは地元の方にも大人気。昔ながらのお惣菜パンや菓子パンもありますが、おすすめしたいのが「食パン」と、「ハイグレード食パン」です。

素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

こちらが普通の「食パン」。なんと1斤200円です。カナダ産の小麦粉を使っているそうで、とにかく食感が良く、しっとりとしているのですが、焼くと周りはカリッとして、耳の部分もとても美味しくいただけます。

 

こちらの食パンも美味しいのですが、さらに卵を加えて作ったのが、「ハイグレード食パン」です。ハイグレードといっても、こちらも250円ととってもお手頃な価格です。

素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

ハイグレードは焼かないで、新しいうちは生のままでいただいても、とても美味しいです。普通のものより、より香りが高く中がしっとりとしています。 お皿に盛っただけで美味しいのがわかる食パンという感じです。

素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

そして普通の食パンを使って作られているたくさんの種類のサンドイッチも『ペニー』さんの名物です。

素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

オーソドックスなたまごやハム、サラダ、チキンカツ、ロースカツなど、山のようにあったサンドイッチが夕方にはほぼ売り切れてしまいます。どれも手作りのたっぷりの具材が入っているのに、とてもリーズナブルな価格。しっとりとした柔らかなパンで挟まれ、具材とよく馴染んでいる『ペニー』さんの美味しいサンドイッチは、ほっとするような幸せな気持ちにさせてくれます。

 

私のオススメは「カツサンド」と、たまごとサラダとツナの「3色サンド」。「カツサンド」は、厚みのあるとんかつにちょっと甘めのソースがピッタリで、ふわふわ食パンと具材が馴染み、何とも言えないのです。「一切れだけ」と思って食べても、美味しくて、ついついもう一切れと……、結局、全て食べてしまうのです。「3色サンド」は、あれもこれも食べたいという気持ちを満足させてくれます。でも、たまごだけ、サラダだけ、ツナだけと言うのもすてがたく、ショーケースの前でいつも悩んでしまいます。

素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

お店の方がとても丁寧な対応で、お店に入ってから出るまで「ありがとうございます」を何回も何回もおっしゃってくださるのです。

 

私の息子が高校時代アメリカに留学していた時に帰国した際、「何が食べたい?」と聞いたら「ペニーのパン」と答えたのです。それをお店の方にお話ししたら、涙を浮かべて喜んでくださいました。そんな人情味あふれる街のパン屋さん。今時のオシャレなパン屋さんがたくさんある中で、こと食パンの味に関しては、まったく負けていないどころか、それを凌駕するパンの香り、食感の良さ、もちもちさっくりの加減……これこそ昔から商店街の中で、町の人たちに愛され続けられてきた実力の証明ではないかと感じます。ぜひ尾山台駅近く、交番の並びの小さなパン屋さんに、お立ち寄りください。

素朴で味わい深い“食パン”が絶品!尾山台『ペニー』の「ハイグレード食パン」

ハイグレード食パン、食パン

ペニー 〒158-0082 東京都世田谷区等々力5-5-8

※掲載情報は 2018/05/08 時点のものとなります。

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キュレーター情報

高橋典子

おから料理研究家

高橋典子

料理研究家・おから料理研究家/NONNON cooking salon主宰/NIPPONおからプロジェクト代表

慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、金融機関で約6年間の勤務。ロンドンとニューヨークでの約3年間の在住中、新しい食材や各国料理に出会い食文化の違い、食の安全の大切さ、日本の食材の素晴らしさを感じたことが「食」の仕事へ進むきっかけとなる。

帰国後、集英社・料理月刊誌「TANTO」のホームシェフとして選出され、レシピ提供など誌面で活躍。豆富にとうさんのおからと出会い、おからをライフワークにすることと決める。
2002年から自宅で料理教室「NONNON cooking salon」を開始。
2010年5月、初の著書「おから、豆腐、豆乳、野菜のお菓子」(文化出版局刊、第3刷)を出版。
2015年の「これがおから?なDailyレシピ」(文化出版局刊)出版をきっかけに、「NONNONおから普及プロジェクト」(2017年「NIPPONおからプロジェクト」に名称変更)を立ち上げ、おからの新しいイメージを作り、日常の食卓で多くの人におからを活用してもらえるような普及活動を幅広く行っている。

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