一生ものに出合える幸せ。鉄より固い鉄のフライパン

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「日本人の台所に合う鉄製のフライパン」を目指して生まれた逸品

一生ものに出合える幸せ。鉄より固い鉄のフライパン

もしも……無人島に1つだけ鍋を持っていくなら、間違いなく「鉄のフライパン」です。

 

中華料理は、茹でる、炒める、煮る、揚げるなどの全ての料理を中華鍋ひとつでこなしていることからも、鍋の機能性の高さは中国3000年の歴史の証。

 

しかし、この鉄のフライパンが苦手な人が以外に多いのです。その理由は、錆つかせてしまう、焦げ付きやすい、手入れが面倒そう……と敬遠してしまうから。

 

鉄のフライパンと上手に付き合っていけば、生涯の鍋友となり、台所で最も使用頻度が高い鍋になるはずです。

鉄のフライパンの最大の難関は、購入時の「焼き込み」という作業。錆止めの塗装膜を空炊きすることで焼き飛ばし、その後に、磨いて、洗って、乾かして、最後に油をいれて弱火で充分に熱して鍋肌に油をなじませてあげる作業が必須。
私の愛用する「極」シリーズの鉄鍋は、なんとこの「焼き込み」が不要というのが魅力。

 

次に鉄のフライパンを敬遠する人の理由は、「焦げやすさ」ではないでしょうか。
焦げる理由は、手入れの悪さからくるものがほとんどです。
使ったときは、鍋が熱いうちにお湯をいれて速やかに洗う。もちろん、洗剤は不要。ずっと水につけてほったらかしはダメ。後で洗えばいいや……、それが鉄鍋との別れの原因になります。

 

鉄鍋で料理すると鉄分を摂取できるという点も、忘れてはいけませんね。

 

私がイチオシしたいのは、フライパンより少し深めの「炒め鍋」。これは、炒めモノもチャーハンもまわりに飛び散ることがありません。揚げ物しても、少量の油でキレイに揚げることができます。

 

そして、料理好きにはもう2つのパーツをおすすめしたい。ドーム型の蓋と竹製スノコです。鉄の炒め鍋に、蓋をかぶせてシューマイを蒸すこともできますし、野菜の下ゆでなどに使っても便利。まるごとのカニや鶏肉までまるごと蒸せます。つまり、これらがあれば、鉄のフライパンが「蒸し器」に早変わりし、料理のバリエーションがうんと広がります。

一生ものに出合える幸せ。鉄より固い鉄のフライパン

調理道具も使い捨ての時代だという人がいます。

 

『リバーライト』の創業者は建築金物を製造していました。時は、高度成長時代、日本人は利便性を重視し、「鉄」の鍋を捨て手入れが簡単で軽い「フッ素樹脂加工」の鍋に乗り換えていきました。そんな時、米国のトレードショーで『テーラー&ウング』社の鉄製のフライパンと出合いました。手になじむ木製の取っ手と鉄のフライパンを見たとき、もの造りの原点を感じたそうです。

 

1976年、その『テーラー&ウング』社と契約し、日本人の台所に合う鉄製のフライパンが誕生しました。そのコンセプトは、使い手の立場に立ち、使い手の健康やライフスタイルまで心を寄せた商品を作ること。「よい道具」は、質のよい暮らしを作り出します。

 

すなわち、人にとって「幸福」と直結しているのは「健康」であり、「健康」を生み出すのは「食」であると感じていたからでした。

 

私はどんなものも、「一生もん」が好きです。選ぶときに、必ず「一生使ってやる」と思うものを熟考して買う……。このことに気づいたのは、50歳を過ぎてからです。それまでは安くてお手軽なものを買い替える生活、ゴミを沢山造り出す暮らしだったかもしれません。

 

『リバーライト』の鉄鍋は、“チーム一生もん”です。

 

その優れた耐久性の秘密は、窒化処理という金属加工の特殊加工を鉄鍋に施していること。通常の鉄鍋と比べると軽い、錆びにくい、鉄の5倍の固さを誇ります。つまり……ハイ、一生もんです。

 

男子に道具にこだわる人が多いのは、一生もんを好む人が多いからではないでしょうか。女子は、日々の台所仕事に追われ、ともすると、汚れたら買い替えちゃえ~が少なくないように思います。たまにしか台所に立たない男子だから道具を大切にする、たまにだからメンテもしっかりね……ということなのかもしれません。

 

黒光りする鉄鍋を1つ持っているだけで、料理のモチベーションが上がります。
鍋から飛び跳ねるチャーハンをあおる姿ほど、男子がかっこ良く見えることはない。
炒めモノ上手の男子、間違いなくモテますよ~。

 

極 炒め鍋(26cm) ¥6,300(税別)

※掲載情報は 2018/04/26 時点のものとなります。

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キュレーター情報

タカコナカムラ

料理家/フードディレクター

タカコナカムラ

山口県の割烹料理屋に生まれる。
アメリカ遊学中にWhole Food(ホールフード)に目覚める。
日本の伝統食・発酵食、乾物料理の第一人者として、数多くの商品開発や、オーガニックカフェのプロデュースに関わる。
現在、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコ・ナカムラWhole Foodスクール」を主宰。

通信講座(がくぶん)では、
「野菜コーディネーター」「発酵食スペシャリスト」
「AGEフード・コーディネーター」など食と美や健康に関する講座を多数監修。

一般社団法人ホールフード協会 代表理事

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