渡したその場で、受け取った相手が喜んだり驚いたりする表情をダイレクトで確認できるから、贈り物や手土産は見た目の印象も大切ですよね。そこで今回は、見た瞬間にパッと表情が明るくなるような、心ときめくビジュアルの商品を集めてみました。パッケージを開けた後、実際に口にしてみた後の感動があると尚可。せっかく選んで贈るなら、「素敵な物を知ってるんだな」と思ってもらえて、心から喜んでもらえるものを選びたいものですね。

新潟には日本では相当珍しいロシアチョコレート専門店が存在します。ロシアチョコレートとは、練乳と砂糖を煮詰めて作るポマードカというクリームや、ナッツ類、ドライフルーツや洋酒を使ったチョコレート。１粒ずつキャンディ包みになって12種類ものフレーバーが楽しめます。販売しているのは新潟市中央区にある「ロシアチョコレートの店 マツヤ」。ポマードカがベースのビターな味わい「チョコ」をはじめ、アーモンド、抹茶、りんご、イチジク、レーズン、あんずなど、12種類のカラフルなセロハンで包まれたロシアチョコは、全種類食べ比べてみたくなります。そして見逃せないのがパッケージ。12種類が大体１粒ずつ入れたマトリョーシカの化粧箱は、赤と青の２種類。女性へのお土産にすれば、ちょっとした騒ぎになるほどのキュートさです。

世界中で愛される犬のキャラクターといえば、眠そうな目と大きな耳がトレードマークのスヌーピーです。アメリカのコミック「ピーナッツ」から生まれた大人気キャラクターですが、そんなスヌーピーと飼い主の男の子・チャーリーブラウンたちが描かれた四角い缶に入った紅茶があるんです。その名も「スヌーティー」。キャラ推しとあなどってはいけません。手がけているのはフレーバーティーなどのティーブレンドに定評のある「フィーユ・ブルー」。見た目だけじゃなく、味わいでもぐっと心を掴まれ、リピート買いもやぶさかではない完成度なのです。キャラメルブレンド、セイロンブレンド、マスカットブレンドの定番３種類に加え、シーズナルフレーバーの円筒形の缶も登場します。

名古屋で創業150年の「桂新堂」は、えびせんべいの老舗。だるま、歌舞伎、タイなど、和のモチーフを取り入れた「かわいい和」というシリーズに注目です。まるいえびせんべいの形状はそのままに、だるまの「幸運だるま」、まねき猫の「福々まねき」、一口サイズの「紅白鯛」などがあります。チャーミングな見た目はもちろんですが、パッケージにもほんわか心温まるタッチのイラストが描かれています。どれも縁起物というところもポイント。お年賀や結婚式の引き菓子、甘いものが苦手な人へ誕生日のプチギフトとして贈るのも良いと思います。童話やこいのぼりがモチーフの季節限定バージョン、「銀座松屋」限定の歌舞伎バージョンもあります。

リスのイラストがかわいいギフト箱で知られる「西光亭」のクッキー。イラストだけで何十種類もあり、シーンに合わせて「ありがとう」などのメッセージ入りを選べば、口では言わなくても気持ちが伝わるすぐれもの。クッキーの種類は、代表的な「くるみ」のほか、チョコくるみ、アーモンド、チョコアーモンド、ごま、チーズ、松の実、ココナッツ、チョコマカダミア、晩柑、ヘーゼルナッツ、ミックスナッツの12種類。メッセージだけではなく、ウェディング衣裳を身にまとったリスが描かれたスペシャルなイラストの名入れサービスもあるので、ウェディングのプチギフトにもおすすめです。

白いくまさんの顔の形に、さまざまな表情のバリエーションが手描きで施されているめちゃくちゃキュートなマカロン「こぐまかろん」。福岡にある「こぐまや洋菓子店」のオリジナルスイーツで、そのかわいらしさが子どもから大人まで大人気！フレーバーは木苺・キャラメル・レモンの3種類。大きめサイズなので食べ応えもあります。モチーフになっているのは、お店の看板キャラクターである「タツオくん」というしろくまのぬいぐるみ。店内にはマカロン以外にも、丁寧な仕事ぶりが伝わるチョコレートや焼き菓子が並んでいます。福岡へ行くことがあったら、忘れずに立ち寄ってみたいお店ですね。

2013年に初登場して以来、その人気は高まるばかり。台湾にあるデザイン会社「HARMVILLA」が企画・開発した「金魚ティーバッグ」は、品薄状態が続く幻のお茶とまで言われています。カップの中で優雅に泳ぐ金魚の形をしたティーバッグは、その複雑で繊細な形状から機械による生産ができず、今も１つ１つ手作りされているそうです。人気の上昇とともにお値段も上昇しているところが残念なのですが、デザイン会社ならではのこだわり抜かれたパッケージに入っていて、自分でも楽しみたいけれど、特別な人への贈り物にしたくなる高級感もあります。嬉しいことに、京都に国内唯一のお店がオープンしたので、台湾へ行かずともゲットできるようになっています。