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カリフォルニアワインと三重の日本酒との魅惑のコラボレーションを楽しむ
ここ最近、ますます注目が高まっている日本酒。今や、フランス料理店においても、ワインに交えて日本酒ペアリングの提案がなされるなど、楽しみ方も実に多彩になってきています。こうした流れを受け、これまでワインばかりを嗜んでいたワインラヴァーが日本酒にも関心を持ちはじめ、ジャンルにとらわれずSAKEを楽しむスタイルが定着してきました。
そこで今回ご紹介したいのは、今年リリースされたばかりの「『シャトー・イガイタカハ 作 波紋 純米大吟醸』」。日本人オーナー杉本ご夫妻が手掛けるカリフォルニアワインのワイナリー『「シャトー・イガイタカハ」』と、三重県鈴鹿市の老舗蔵元である『「清水清三郎商店」』とのコラボレーションにより実現した日本酒です。こちらのコンセプトは「ワインラヴァーに飲ませたい日本酒」。いざ、ふくらみのあるワイングラスでテイスティングしてみると、華やかに開いたアロマと甘美で持続性のあるアフターが印象的で、「香り」や「余韻」を楽しむ習性が身についているワインラヴァーのテイストにもすんなり溶け込むから興味深い! 杉本さんいわく、この香りを再現するために、酒米から精米歩合、使用酵母に至るまで、何度も試作を重ねたというから、納得です。
「日本酒のすばらしさを世界に伝えたい」……そんな想いがこめられた純米大吟醸は、清らかな透明感にあふれていて、和食のみならず様々な料理との汎用性が高いのも魅力。まさに「波紋」のように、日本から世界へ広がっていくことでしょう。グローバルにSAKEを楽しみたい、世界の愛飲家にオススメしたい逸品です。
※掲載情報は 2018/04/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ワイン研究家 株式会社食レコ 代表取締役
瀬川あずさ
聖心女子大学卒業後、施工会社の秘書を務め、多くの飲食店のリーシングや施工業務に携わる。その後、趣味が高じてワインエキスパート、日本酒利酒師の資格を取得。記者・ライター業、飲食コンサルティング業、ワイン講師など食やワインにまつわる仕事に精を出す。2014年、食に特化したリレーションサービスを提供する 株式会社食レコの代表取締役に就任。ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」新宿校の主幹講師も務め、食やワインを通じた豊かなライフスタイルを発信している。