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浅草鳥越おかず横丁松屋
浅草鳥越おかず横丁松屋 鰹豚
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御徒町にある実家のすぐ近くに「三味線堀」という地名があります。明治時代末期から大正時代にかけて掘は埋められてしまいましたが、掘が三味線の形に似ているところから名付けられました。不忍池から忍川に流れた水が三味線堀を経由し、鳥越川から隅田川に流れていきました。江戸時代には、三味線堀は水路で木材や食材など運ばれて来た集積所になっていたそうです。その三味線堀の先に、鳥越の「おかず横町」があります。
子どもの頃は、夕飯の買い物というと「おかず横町」にある魚屋、煮物屋、味噌屋によく行ったものです。昔は、この界隈も夕方になると買い物籠を腕に抱えて買い物をする女性の姿を多く見かけたのをおぼろげに覚えています。
おかず横町に『松屋』という肉屋があります。鳥越神社の近いところにあり、昭和4年創業と歴史があり、地元の住人から親しまれていました。その『松屋』が、昨年の2017年4月、焼豚に特化した焼豚の専門店として生まれかわりました。
お店は週に一度、基本は土曜日しか営業していません。しかも、その「謹製焼豚」と呼ばれる焼き豚は、1日に限定50個の販売です。うちの母が美味しいというので、僕も先日買いに行ってみました。13時の開店時間にあわせて行ってみたところ、すでに10人くらいの人が並んでいました。
大きさや肩ロースやバラ肉など脂の入り具合の好みを言うと、店主が良さそうなところを見た立てくれます。目方に応じて、梅、竹、松と名付けられています。近くの鳥越神社の大きな神輿が、千貫神輿と呼ばれるからでしょうか、500グラムを越える特大のものは、千貫と名付けられています。
並んで買った焼豚の味は、格別です。脂の多過ぎないところをお願いしたせいか、とても上品な味わいでとても美味しいです。
焼豚に付いてくる特製の旨味辛口醤油たれも、焼豚と同様にスッキリとした上品な味です。
豊橋産うずらの卵を使った煮卵も買ってみましたが、これも美味しいです。お酒のつまみに合いますね。
『松屋』へは開店と同時に行ったので、なんとか焼き豚と煮卵を買うことができたので良かったのですが、14時過ぎに再び店の前を通ったら、すでに閉店していました。
焼豚を買いに行かれるなら、開店時間より前に行くことをオススメします。
糖質制限をされている方にもいいのではないでしょうか。
週に一度だけ50個限定で販売する「謹製焼豚」は、ご友人へ手みやげとして差し上げても喜ばれると思います。これからの季節、おかず横町へは、蔵前から御徒町、その逆で御徒町から蔵前へ抜けて歩いても心地良いです。散歩がてらにぜひ行かれてはいかがでしょうか?
※掲載情報は 2018/03/28 時点のものとなります。
荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主
荒岡俊行
1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。
ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。
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〒107-0062東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
Tel 03-5775-7525
ブリンク・ベース
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