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地中海の島国キプロス産のナチュラルなフレーバーソルト
以前、こちらで紹介したキプロス産のクリスタルフレークソルト。そのシリーズに加わった新しいフレーバー「スモーク」がなかなかのすぐれものなので、推薦したいと思います。
その名の通り、地中海の海水から作るフレーク状の精製した塩にかなり強い燻製の香りを付けた商品です。これを肉のグリル料理などの仕上げに少しふりかけるだけで、食欲をそそるスモーキーな風味を加えることができます。室内でも野外バーベキューの薪や炭火焼き肉のような味が再現できる、というわけです。
このようなあらかじめ燻製の風味をつけた調味料は、バーベキューとステーキの本場アメリカなどではポピュラーなのですが、こちらのキプロス産は塩と燻製風味だけのもっとシンプルなものなので、ナチュラルかつシンプルなもの。またフレーク状の塩のため仕上げにふりかけるときに食材に刺さりやすいので、使い勝手がよりよいように思います。
このクリスタルフレークソルトのスモークを、先日、駐日セルビア共和国大使館で行われたパーティーでシェフをさせていただいたときに、セルビアの郷土料理であるひき肉のグリル料理「チェバプチチ」に使ってみました。とてもいい感じに仕上がりました。
チェバプチチは野外で薪や炭火焼きをしながら食べるといっそうおいしい料理なのですが、このスモークしたソルトが、どうしても室内で調理しなければならないときの強力な助っ人になってくれました。
日本の家庭ではハンバーグなどにも応用できると思います。1パックがけっこう高価なのですが、香りが強いため1回に使う量が少なくてすみ、長く持つと思います。キッチンに常備しておくと何かと便利ですよ。
※掲載情報は 2018/03/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
各国・郷土料理研究家
青木ゆり子
雑誌「ぴあ」等の記者を経て料理に目覚め、2000年に「世界の料理 総合情報サイト e-food.jp 」を創設。以後、各国の「郷土料理」をテーマに、サイト運営、執筆、レシピ研究および開発、在日大使館・大使公館での料理人、料理講師等などに携わる。
地方色あふれる国内外の郷土料理の魅力を広く伝えるとともに、文化理解と、伝統を守り未来につなげる地域活性化をふまえて活動を行っている。
「世界の料理レシピ・ミュージアム」館長。著書「しらべよう!世界の料理 全7巻」(ポプラ社)、
「日本の洋食~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房)。