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一見シンプルだが、職人の技術と個性がはっきり出るお菓子
ガレット・デ・ロワは、フランスでは新年になるとお菓子屋さんやパン屋さんに並ぶ、新年には欠かすことができないお菓子です。伝統もあり、フランスのM.O.F.(フランス最優秀技術者)検定試験の課題にもなっているほどです。日本でも「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」という団体があり、12月末から1月中にお店で見かけ購入しやすくなってきたと思います。ガレット・デ・ロワに隠れているフェーヴという小さい陶器を当てたり、大勢で切り分けて食べるなど楽しみ方もありますので、人が多く集まる1月にパーティーや新年会で是非このお菓子を食べてもらいたいです。
皆さんが普段通っているパティスリーで購入するのもいいと思いますが、個人的にオススメするなら、「ラトリエ・ド・シマ」の島田徹シェフが作るガレット・デ・ロワです。一見シンプルなお菓子ですが、職人の技術と個性がはっきり出る伝統あるガレット・デ・ロワですので、魅力を感じるには、いくつか食べ比べてみるのも良いと思います。
※ガレット・デ・ロワは1月末までの販売になります。
※掲載情報は 2015/01/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パティスリー レザネフォール シェフ
菊地賢一
1978年、神奈川県出身。「アルパジョン」、「ヴォアラ」にて5年間の研鑚の後、活躍の場をホテルに移す。パークハイアット東京にて5年間実績を積み上げるとともに、コンクールやデザートなどあらゆる洋菓子テクニックに取り組む日々を送る。海外ではグランドハイアット・シンガポールにて研修。その後フランスへ渡り、ジャン・フランソワ・フーシェ氏の元、「パークハイアット・パリ・ヴァンドーム」にてアントルメやアシェットデセールの腕を磨く。在仏中、フランス三大コンクール「ガストロノミック アルパジョン コンクール」優勝。開業を前に、以前より感銘を受けていた、トップパティシエのセバスチャン・ゴダール氏の元に渡り彼の菓子作りを学ぶ。2012年 恵比寿に自店「パティスリー レザネフォール」を開業し、毎日の店の菓子作りに加え、プロ向けの講習会講師、学校講師、企業アドバイザーの仕事、ケータリングや百貨店催事など、活躍の幅を広げている。