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スペイン人も驚いた!ハイクオリティーなメキシコワイン
南米のワインといえばどこの国を思い浮かべますか? チリやアルゼンチンが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。メキシコには、ワイナリーがあることすらあまり知られていないかもしれません。
実は、メキシコにある『カーサ・マデロ』は、南米アメリカ大陸最古のワイナリーといわれています。メキシコにおけるワイン造りの歴史は非常に長く、16世紀にスペインの植民地時代までさかのぼります。メキシコを征服したスペイン人たちはブドウの苗を本国から持ち込み、ワイン造りを始めました。メキシコで作られるワインは非常に品質が良く、スペイン本国にも輸出されるようになりました。
徐々に植民地で造られるワインがスペイン国内でも人気となり、国内ワインの売り上げを守るため、1699年に植民地でのワイン造りが禁止されました。ただし、聖職者が教会で使用するワインは生産が許可されていたので、その名目で司祭達によってメキシコ各地でワイン造りは続けられました。しかし、1824年メキシコが独立を遂げるとワイナリーのほとんどは放棄される事となりました。
1980年代にメキシコでワインの生産が再開されました。約80%はバハカリフォルニアで生産されています。その他に北部や南部でも生産が盛んです。地中海気候で1年を通して暖かく、昼夜の寒暖差がよりおいしいブドウを作り出します。メキシコワインはこの10年間に300以上の賞を受賞するなど、その品質は世界中に認められています。
※掲載情報は 2018/03/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
メキシコ合衆国大使館
北・中央アメリカに位置するメキシコは、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面していて、国土の3分の1は平均高度約1700mのメキシコ高原が占めています。古代にはマヤやアステカ文明で栄え、16世紀にはスペインによって支配されます。1810年まで続いた300年ものスペインによる長い統治にもかかわらず、7000年という歴史を持つメキシコ料理はその影響を最小限にとどめ、トウモロコシ、マメ、唐辛子をベース にした伝統料理をベースにした独自の食文化を守り続けてきました。その結果、2010年にメキシコ料理はユネスコ世 界無形文化遺産として登録されました。日本人に馴染みの深い「タコス」以外にも、さまざまな絶品料理がありますので本場メキシコ料理の魅力を発信していきます。