ハンディーフードプロセッサーで作る自家製バター

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生クリームから、3分でできる、自分だけのフレッシュバター

このところ、スーパー、量販店の店頭から、バターの姿が消えています。 100グラムのバターを作るのに成分無調整の牛乳2.2リットルが必要といいますから、毎日飲まれている加工牛乳の生産を優先させると、加工乳製品にあてがわれる生乳が不足するのは当たり前です。とはいえ、毎朝のトースト以外にも、お料理にバターがないと困ってしまいます。 というわけで、自分でバターを作ることにしました。 市販の製品に比べるとコストは倍以上かかってしまいますが、何といっても新鮮で自分だけの、フレッシュな自家製バターを作ることができるのが魅力です。 作り方は簡単、よく冷やした市販の生クリーム(動物性)を、パックの口を開け、バーミックスで、黄身がかった色に変わるまで攪拌(かくはん)するだけ。 ホイップクリームを作る時に、かき混ぜすぎて、脂と水分が分離してしまった失敗を思い出しつつ、先端にアタッチメントを付けて、しばらく回していると、突然ぼろぼろとした乳性分が乳脂肪分と水分(バターミルク.カルシウムとたんぱく質など栄養いっぱい!)に分かれます。 時間は、1分半から2分間くらい、上下にゆっくりと動かしながら廻していると、生クリームが凝固してゆく様子が、回転するバーミックスから手に伝わってきます。まんべんなく混ぜていると水分がでてきます。水分はその都度、ざるを通して器に移します。 あっという間に、新鮮バターが簡単に出来上がります。

ハンディーフードプロセッサーで作る自家製バター

出来上がったバターをいったんザルにあけ、ゴムべらなどを使って充分に水分を絞ります。丁寧に水分を抜いて練るのが、美味しいバター作りのコツです。 仕上げに、レーズンを入れて、レーズンバター、少し焼き焦がして粉砕したピーナッツを混ぜれば、ピーナッツバター、岩塩やミネラル塩を一振りして有塩バターにします。いずれも、バターが柔らかいうちに混ぜ込み、仕上げは冷蔵庫に入れて冷やして固めます。

ハンディーフードプロセッサーで作る自家製バター

そしてバター作りには、思わぬ副産物が! コーヒー・紅茶に抜群に相性のいいバターミルクも手に入ります。このバターミルク欲しさに、バター作りをするようになってしまうほどです(笑)。

※掲載情報は 2015/01/09 時点のものとなります。

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キュレーター情報

マロン

フードスタイリスト

マロン

大阪あべの辻調理師専門学校を卒業し、料理研究家、インテリアスタイリストのアシスタントを経験後、1983年に日本でのフードスタイリスト第1号として独立。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、新聞、広告、イベント、講演会など、あらゆるメディアを通して美味しい料理、料理の楽しさを提案し続けている。経験を生かして、調理器具の開発にも取り組み、現在発売中の「マロンパン24cm」が人気を集めている。レストランのシェフでも、料理研究家でもない、食のエンターテイナーとしてダイナミックに躍進中。長崎県に生まれ、佐賀県唐津で育ち、東京をこよなく愛すも、故郷や地方の食材、料理を紹介。唐津大使を拝命、首都圏と故郷唐津を繋ぐ、お仕事を思索中。活躍は国内にとどまらず、海外、アジア各国でも料理教室を主宰。また、料理以外の、歌でも活躍中。

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