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人形焼専門店『山田家』は創業60年以上の老舗
東京土産にぜひおすすめしたいと知人から紹介された錦糸町の人形焼専門店『山田家』。
錦糸町駅南口のロータリーを渡ってすぐの、狸の看板が目印。創業60年以上と聞いていた割に、とても新しく綺麗な店構え。後で聞いたところによると、6年ほど前に今の形に建て替えられたそう。
毎朝店頭で職人さんが丁寧に愛情を込めて焼き上げる人形焼。
甘くて優しい香りがお店中に広がっています。
ガラスケースの中で一番先に目に止まったのは、やはり名物「ぽんぽこ狸の人形焼」。
その名の通りまるまると太った狸くんたちが、ケースの中にお行儀よくぎっちり並んでいる様子がなんとも可愛らしい!!
人形焼は狸、太鼓、三笠山、そして餡なし紅葉の4種類。少しずつ中身の餡の量が違うとのこと。
『山田家』は創業当初は卵問屋だったことから、使用している卵にもこだわりが。「卵かけごはん専用」ともいわれるブランド卵、奥久慈卵を使用しています。良質な蜂蜜との絶妙なバランスで上質な人形焼の生地を焼き上げています。
「こし餡こそが最上」との信念を持った先代の思いを受け継いだ、甘さ控えめで淡い紫色のこし餡はしっとりした生地との相性もぴったり。こし餡好きの私にはたまらない逸品!!
見た目の可愛さにそそられて、私は狸と太鼓、餡なしの紅葉を購入。見た目どおりぽんぽこに餡の詰まった狸は、どっしり重いのですが、口の中に入れると餡はさらりとしていて口どけ抜群。餡なし紅葉も、これまた抜群の美味しさ。甘さ控えめでふんわりした生地の紅葉はいくつでも食べられてしまいそうで、危険です。
「美味しいものを安くたっぷり」という下町気風を受け継ぎ、人形焼は一つ80円前後。なんと餡なし紅葉に至っては一つ38円。贈答用の折詰は少し割高にはなりますが、13個入りで1,300円から。
包装紙には狸が主役の錦糸町を舞台にした「おいてけぼり」という江戸伝承話「本所七不思議」が描かれており、見ても読んでも味わっても楽しい素敵な逸品。
ぜひ一度、東京下町・錦糸町まで足を運んで頂きたい、昔ながらの美味しさ、こだわりの逸品に出会いました。
※掲載情報は 2018/02/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
クラシカルポップス歌手
北野里沙
18歳の時、サラブライトマンに憧れ、突如音大へ。東京音楽大学大学院修了。イタリア留学中、路上で日本のうたを歌っていたことがきっかけで、2014年「母からの手紙」でシンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2013年以降、イタリア・ロッシーニ歌劇場にてソリストデビュー、バチカン市国聖パウロ大聖堂、WBA世界チャンピオン戦国歌独唱、神宮外苑花火大会オープニングアクト、日比谷シアタークリエ「クリエンターレ」他、国内外の数多くのコンサートに出演。FMヨコハマ・ラジオパーソナリティー他。現在、読売日本交響楽団アンサンブル公演等クラシックからポップスまで幅広い活動を行う。
〈音・食・旅〉を愛するクラシカルポップス歌手。コンサートで巡る全国各地の美味しいもの・お土産の数々をご紹介致します。