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単なるレーズンチョコとは一線を画す、豊かな香りが特筆もの
見た目はなんていうこともないレーズンチョコですが、10年以上前からの大ファン。それがソーテルヌのレーズンチョコです。
フランスの甘口の白ワイン、ソーテルヌの貴腐ワインをしみこませたレーズンをチョコがけにしたもの。まさに“レーズンチョコのお姫様”という味~!! 季節ものというわけではないのですが、やはりバレンタインデー、ホワイトデー関連で店頭に並んでいることが多く、今年も久保的チョコ祭りの一品に入りました。
初めてこのチョコに出会ったときは本当にびっくり。なかなか売っていなかったこともあって、お取り寄せテーマにもだいぶ出させていただきましたっけ。このチョコはパッケージを開けた時、口に入れてかんだ瞬間のソーテルヌの素晴らしい香りが命。「レザンドレ・オ・ソーテルヌ」と、ちゃんとフランス語で言いたくなる感じです。
あっという間に食べきってしまうのが、難なのですが……。
なんでも、レーズン自体もブロンド色のタイプのものを使い、ボルドー産の最高級貴腐ワイン、ソーテルヌに数日間漬け込むのだとか。それはいい香りがするはずです。その上に薄く粉砂糖をまぶし、カカオ分が70%の純チョコレート「トロピリア」 を少しずつ、まるで金平糖を作るときのように大きな銅鍋で転がしながらコーティングしていくのだそうです。
手間ひまかけて完成する「レザンドレ・オ・ソーテルヌ」、見かけたらぜひ味わってみてください。
※掲載情報は 2018/02/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家、編集者、コーディネイター
久保香菜子
高校生のころから京料理のお店で懐石料理を学び、同志社大学卒業後、辻調理師専門学校へ。調理師免許、フグ調理免許を取得。卒業後、出版社を経てフリーに。料理家として30冊を超える著書があるほか、レストラン、食品のメニュー開発、テーブルコーディネイト、編集など、料理分野さまざまなフィールドで活躍。サロン形式の料理教室も主宰している。