“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

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ビールも美味しくなるチーズ!ベルギーならではのチーズ事情

ベルギーでも他のヨーロッパ諸国と同様に、日常の食事に欠かせない「チーズ」。国内での生産はもちろん、隣国からも多くの種類の美味しいチーズが集まってきます。

 

一般的に“チーズにはワイン”というイメージがありますが、ベルギーでは香り高いベルギービールと一緒に楽しむことも多いといいます。ヨーグルトのようなフレッシュなものから長期間熟成されたハードタイプのものまで、さまざまなチーズが食べられています。

 

美食の街・ブリュッセルにも、チーズだけを扱う専門店が多くあり、中でもチーズ熟成士がヨーロッパ各地から買いつけたチーズを最高の状態に仕上げ、提供するチーズ店が人気となっています。

ヨーロッパ中の美味しいチーズが集まるブリュッセルの専門店

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

こちらは、ブリュッセル市内にあるチーズ専門店『LA FRUITIERE』。大きなウィンドーから見えるのは、チーズの熟成庫。ヨーロッパ各地の生産者から買い付けた貴重なチーズが並べられ、ゆっくりと時間をかけながら、しっかり熟成されています。

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

熟成庫は店内からもドア越しに見ることができます。手前の大きな円形をしたチーズはフランス産のコンテチーズ。直径70センチほどの大きなサイズで、フランスでも人気の高いハードタイプのチーズです。長く熟成するほどに、旨味成分が凝縮されていきます。

 

チーズ熟成士は、それぞれのチーズにあった熟成期間を見極め、食べ頃になるまでの間、温度や湿度の管理などに気を配りながら、最高の状態に仕上げていきます。

 

チーズの出来が左右される熟成期間でもっとも重要といわれる最終段階の見極めが、そのチーズの味に大きな影響を与えるのです。

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

店内には、フレッシュタイプからハードタイプまでさまざまなチーズが並びます。大きなチーズから切り出してくれる量り売りのものもあり、好きなだけ量だけ購入できます。

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

こちらの『LA FRUITIERE』はフランスでチーズについて専門的な知識を学んだ熟成士の息子さんと一緒に、チーズ専門店を親子で営んでいます。ふたりはスイスの国境に近いコンテ地方のジュラでチーズ作りを学び、ブリュッセルにこの専門店をオープンしました。幅広いチーズの知識があるからこそ、数十種類の個性の異なるチーズを最適な状態に保ち、販売することができます。

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

豊富に取り揃えられた種類豊富なチーズは、どれもこだわりのものばかり。伝統的なブドウの葉を使った山羊のチーズや、灰でコーティングされたものなど、チーズ好きなら、見ているだけでも楽しくなるようなショーケース。どれを買おうか迷ってしまいそうです。

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

店内には、実際にチーズを試食できるスペースもあり、チーズについて学ぶワークショップも開かれています。

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

どのチーズを選ぼうかと迷った時は、プロの知識を借りて自分の好みを知るのが一番! 実際にワークショップでは、さまざまなチーズを食べながらその特徴を学び、ナッツやフルーツなどとのマリアージュを楽しみながら、チーズの特徴を知ることができます。

 

普段何気なく合わせていたフルーツやナッツも最高の組み合わせを学ぶことで、チーズ選びのヒントとなりますよ!

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

こちらはベルギーのワロン地方エルブという地域で生産されている四角い形が特徴のチーズ「Herve(エルブ)」です。有機栽培された牧草を食べた牛から採れるミルクだけを使用したウォッシュタイプのチーズで、常温では、かなりトロっとした状態になります。

 

こちらのチーズは国内でも流通量は少なく、強い香りが特徴です。「Herve」は塩水だけではなく、ビールでウォッシュされたタイプのものもあり、塩気も強いので、ワインはもちろんですがビールにぴったりなチーズ。ベルギーに訪れた際は、一度は口にしてみたいベルギーらしさを感じさせるチーズでもあります。

“チーズにビール”はベルギーの常識?!熟成士親子が手掛けるチーズ専門店

チーズ専門店がもっとも賑わうのは、クリスマスシーズン。毎年、このタイミングに合わせ熟成している特別なチーズもあるほどです。

 

ビールで楽しむチーズ、ワインで楽しむチーズ。個性豊かなチーズを “自分らしく”美味しく楽しもうとするのが、ブリュッセル流。 ブリュッセルの美食家たちはそんな好みのチーズを求めて、熟成士が愛情を込めて手掛けるチーズを求めて、チーズ専門店に足繁く通います。

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※掲載情報は 2018/01/23 時点のものとなります。

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ブリュッセル首都圏政府貿易投資局

ブリュッセル首都圏政府貿易投資局

ベルギー・ブリュッセルへようこそ!ヨーロッパの首都でありその文化の中心にあるブリュッセルには、甘いもの好きや食通を喜ばせる美味しいものがあふれています。 ノイハウスが考案したプラリネチョコレート、芽キャベツ(英名ブラッセルスプラウト)、そしてブリュッセルの典型的なグーズ・ランビック・ビールなど。しかし、それほど知られておらず、試してみる価値のある特産品が他にもたくさんあります。

サラダや前菜、グラタンとして出されるチコリ、ストゥンプ(野菜入りマッシュポテト)、プラトキーズ(ブリュッセルのチーズ)など、名物を出すレストランも数多くあります。

街歩きをしていると、キオスクやフードトラックから、ワッフル、カラコル(巻貝)、そしてもちろんベルギー発祥の「フリッツ」と呼ばれる、いろいろなソースをつけて食べるフライドポテトのおいしそうなにおいが通りのあちこちから漂ってきます。

私達は地元生産者のプロモーションに誇りを持っており、ブリュッセルに関する魅力あふれる情報を皆様にお届けします。

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