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屋久島の自然の恵みたっぷり、無添加が嬉しい「屋久島ジェラートそらうみ」
あっさりとしながらもコクのあるミルクベース、しっかりと感じる素材の味。一度スプーンをカップに入れたら、あっという間に食べてしまう! そんなジェラートに出会いました。しかも身体が「ありがとう」と言ってくるような、甘いものを食べる時の罪の意識とは真逆の健康的な味わいです。
このジェラートを作っているのは鹿児島県の屋久島にある、『屋久島ジェラート そらうみ』です。『そらうみ』をオープンされたのは、2013年に横浜から屋久島に移住された毛利さんご夫妻。空と海、店のテラスから見えた景色をそのまま店名にしたそうです。
屋久島を訪れた方なら分かると思いますが、天然ミストのような優しい雨、森の香り、清らかな水に癒され、縄文杉に象徴される島特有の自然体系には圧倒されます。以前からダイビングや登山が大好きだった毛利さんご夫妻が都会を後にして、この島を第二の人生のステージに選ばれたと言うのも納得がいきます。
ジェラートのフレーバーはとてもユニークです。ドラゴンフルーツ、マンゴー、ハイビスカス、グァバ、むらさき芋など南の島らしいものから、タンカン、ローゼル、すももミルク、屋久島地杉&レモン、しお、屋久島茶、モンステラ(!)など。屋久島で収穫される作物や島の自然素材がほとんどです。野生の野いちごは山に摘みに行き、ジャムにしてジェラートに使うというこだわりも素晴らしい。
『そらうみ』のサイトを見ながら「屋久島に行っていつかここでジェラートを食べたい……」と思っていたところ、なんとお取り寄せができることを知りました! フレーバーのチョイスはおまかせですが、ミルクベースのジェラートとさっぱりとしたソルベ(シャーベット)が届きます。特にアイスクリームの溶けるスピードがゆるやかな冬は、ジェラートを美味しく味わうにはぴったりな季節です。
香料、着色料、保存料を使っていないため、口に含むとフレッシュなフルーツを丸かじりしたように、素材の味が素直に感じられます。
私が特に感動したのは屋久島地杉&レモンのソルベ。屋久島の原生林で深呼吸をしているようなさわやかさです。そしてほっくりとしたコクが魅力の屋久島茶のジェラート(屋久島産有機栽培無農薬の茶葉を使用)や屋久島の特産である柑橘「たんかん」のソルベもおすすめです。家にいながら屋久島を旅するような『そらうみ』のジェラート、一度体験してみてください。
※お問い合わせフォームからご注文ください。
※掲載情報は 2018/01/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードプランナー&フランス語通訳
勅使河原加奈子
東京都生まれ。学習院大学文学部フランス文学科卒。ワイン専門商社勤務後、フランス人シェフ招聘ビジネスに7年半関わり、2000年フードデザイン&イベントプランニングCREMA設立。フランス人シェフの招聘を続ける傍ら、ハチミツ専門店のMD企画、ホテル・レストランのオープン・リニューアルのアドバイス、洋菓子専門誌編集、フランスわさび栽培コーディネート、百貨店内フードショップMD企画、仏レストランブランドの商品開発のアドバイス、洋包丁輸出コーディネートなどを経て、食イベントの企画制作、レストランのHP制作、食の撮影コーディネート、イベントのPRコーディネートなど食全般の仕事に携わる。同時に料理・ワイン・製菓・製パンに特化したフランス語専門通訳者および翻訳家(翻訳本「ジョエル・ロブションのすべて」)としても活動。2011年秋以降、地方創生、地方食材のリサーチとフランス人シェフへの紹介、国内外での燗酒の普及にも携わる。