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東照宮献上菓子は、密かに個性的
日光の東照宮献上菓子の大福を紹介します。平成23年オープンですので和菓子店としては新しい店といえそうな『福徳庵』さんの大福。お店の名前は、日光東照宮の御祭神の徳川家康公が天下統一を成しえた後に好んで使っていた「福徳円満」という言葉から命名したそうです。思いが詰まっているお名前ですね。
大福は東照宮に御献上するため、保存料・防腐剤などは一切使われていないそうです。
大福自体は全国どこにでもあるお菓子ですし、この大福も正直に言って、見た目はごくフツウ。でも、食べるととても個性を感じる大福なんです。
生地のやわらかさは天下一品
まず生地の柔らかさに、ビックリです。柔らかすぎて手の中に収まらず、崩れていきそうです。とろける口どけは、お餅というより柔らかい求肥のようなのですが、国産餅100％を使用して丁寧に作られているのだとか。
そして餡。大福の種類によって、粒あん、こしあん、胡麻あん、カスタードなどバリエーション豊かで、それぞれしっかり味が定まっています。豆あんは砂糖を通常の半分に減らしているそうで、甘さが苦手な人でもパクパク食べられそう。その分、豆の塩気が効いていて、甘さがくどく残ったりしません。とってもあっさり、大人の大福といえましょう。
真っ黒黒で体によさそう？
黒い大福は竹炭の大福です。体に良いともいわれる竹炭。中は胡麻あんがギッシリで、香りも豊かです。真っ黒黒の竹炭生地と胡麻あん。なんだか健康になりそうな(笑)。作りたてを冷凍して送られてくるので、保存がきく点もいいですね。
お店は、東照宮の境内内にある屋台です。国宝や重要文化財に囲まれて、縁起がよさそうな大福をほおばるのも楽しそう。ネット注文可能です
※掲載情報は 2018/01/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
（株）トータルフード代表/トータルフードプロデューサー
小倉朋子
（株）トータルフード代表取締役／亜細亜大学講師／「食輝塾」主宰／日本箸文化協会代表／農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事／ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問／（社）エチケット・マナー協会理事
来世も再来世も食の仕事を！生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中！
●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載
●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』（文響社）、『世界一美しい食べ方のマナー』（高橋書店）、『愛される「ひとり店」の作り方』（草思社）、『「いただきます」を忘れた日本人』（アスキー新書）、『グルメ以前の食車マナーの常識』（講談社）ほか、ベストセラー多数
