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日本における元祖西洋菓子といえばポルトガル菓子。カステラに代表されるように、ポルトガルから紹介され、日本人の好みに合うように、時代とともに変化したお菓子が日本にはたくさんあります。今回は、私たちの身近にあるお菓子の中から、実はポルトガルから伝来したものをご紹介します。
タルトの原型ともいえるトルタ
日本人が最も好むスイーツのひとつ「タルト」はロールケーキのような見た目が特徴。江戸時代の寛永12年に松山藩主となった松平定行公が長崎奉行として長崎に赴任した際、カステラでジャムを巻いたドール菓子「トルタ」に魅了されて、城下の菓子職人に作らせ、ジャムの代わりに餡を巻いた「タルト」が誕生したといわれています。現在でも、愛媛県では「タルト」は最もメジャーなお菓子のひとつですが、その中でも『畑田本舗』が販売する「御栗タルト」は、大栗と柚子の香りが活きた餡、しっとりスポンジが三位一体となっていて虜になる味わいです。
「なんだろう?」と一瞬驚く見た目「鶏卵素麺」
「鶏卵素麺」は卵黄と砂糖のみで作られているお菓子です。南蛮貿易などが盛んな時代にポルトガルから伝わり、日本で初めて手がけたのが『松屋利右衛門』初代の利右衛門。後に黒田藩の御用菓子司となったそうです。
ひと口サイズの素麺風スイーツはしっとり甘く、昆布で巻いてあるところがユニーク。上品な甘さが特徴です!
誰かにあげたくなる金平糖
「コンフェイト」と聞くと、なにそれ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は「金平糖(こんぺいとう)」の語源です。1569年に宣教師ルイス・フロイスの手によって織田信長に献上され、ポルトガルから西日本に伝わったといわれてます。直径1.5cmの金平糖を作るのには約2週間もの時間が必要です。しかも、熟練技が必要なため、一人前になるには20年かかるとも。「星果庵 コンフェイト」は、プレーン、抹茶、ほうじ茶、塩、ワイン、和三盆などがあり、ポケットサイズでいつでもどこでも食べられます!
※掲載情報は 2018/01/06 時点のものとなります。
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