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箱根の風祭駅そばにある『かまぼこ博物館』にいってきました。大人気の「かまぼこ手作り体験」に参加したくて、インターネットで予約し、親子でかまぼこ作りに挑戦しました。
お魚が大好きで、1日一食は必ず魚を食べる龍聖くん。その中でも特にかまぼこは大好物!
かまぼこ作りは細長い刃のない包丁をうまく使って、 まな板にペタン、ペタンと生地を叩きつけて空気を抜きます。厚さが均一になるように伸ばしてから、板にすり身を重ねて、だんだんと扇の形にしてゆくのですが、これがなかなか難しく、悪戦苦闘しながら、ようやく完成しました。
なぜかまぼこにかまぼこ板が付いているのか、ご存じですか?
実はかまぼこ板には、かまぼこを腐りにくくする役割があるのです。板が余分な水分を吸収して、かまぼこをみずみずしい状態に保ち、カビや細菌を増えにくくしてくれているのです。
ちなみに、かまぼこが一番おいしい厚さは「12ミリ」。
この厚みが、魚本来の弾力とうまみを感じられるのだそうです。切り口も舌触りに影響するので、よく研いだ包丁でスパッと切るのがポイントです。
かまぼこは板から外さずに食べたい分だけを切り、残りのかまぼこは板付きのままラップで包んで冷蔵庫で保存するとよいそうですよ。
写真:国家資格を持った職人さんの技を目の前で見ることができます。
写真:原材料の「シログチ」という白身魚。たんぱく質が豊富で低脂肪。
1本のかまぼこに魚6~8匹が使われています。
かまぼこは1000年以上前に生まれた日本の伝統食品。ぷりぷりの食感、つるりとした口触り、旨味。
1本のかまぼこには、魚が何匹も使われているので栄養豊富。
そのまま魚を食べるよりもかまぼこの方が栄養の吸収率もよいそうです。
鈴廣かまぼこは保存料、化学調味料、合成着色料無添加。魚本来の旨みを引き出した天然素材のみで作られています。
かまぼこ作りは、「海」「山」「川」すべてがそろって成り立ちます。
山に降った水が土に染み込み、大地のミネラルを取り込んで地下水となり、川から海へと流れて、魚の栄養となります。
かまぼこは、魚だけでなく、豊かでおいしい地下水と海の塩、かまぼこ板など自然のめぐみからできています。
小田原の自然を守るため、鈴廣さんは植樹や間伐活動を行っているそうです。山が豊かになると地下水も豊かになり、海の魚も元気になります。
かまぼこを食べて、海、山、川へ思いを馳せるお正月。新年がすばらしい一年でありますように!
※掲載情報は 2017/12/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
北鎌倉 天使のパン・ケーキ Gateau d'ange
宇佐美総子
俳優・MC/ライフスタイルアドバイザー
化学調味料や食品添加物を使わない
地球とからだに優しい食べものを選んでいます。
次世代へ美しい地球をバトンできるように、
頑張っている生産者をこれからも応援してゆきたいです。
化粧品モデル。「月刊Diver」「山と渓谷」モデルとして国内、海外の海に潜り、3000m級の山々に親しむ。
舞踏家、俳優としても多くの舞台に出演。
「EXPO愛地球博2005」「エコプロダクツ展」
「アースデイ」「アースピースフェスティバル」司会者として
長年、環境問題、平和問題にも関わる。
2005年。結婚直後に夫がレース事故で寝たきりとなり、
リハビリとして自宅でパン・ケーキ作りをはじめる。
食べる人を思い浮かべながら多以良 泉己が
一度にひとり分だけを手作りするパンやケーキは
「天使のパン・ケーキ」と呼ばれるようになり、
待ち時間が14年待ちとなっても注文が後を絶たない。
2012年。41歳の時に男の子を出産。
北鎌倉の自宅で夫のサポート&子育てをしながら、
全国各地で講演活動を行っている。
著書『幸せをはこぶ天使のパン』(主婦と生活社)