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日本では年末31日の大晦日に蕎麦を食べるという習わしがあります。蕎麦は細く長い形をしていることから、人生も蕎麦のようにありたいという縁起を担いで、健康長寿や家運長命として祈願されています。地域によって蕎麦の食べ方はさまざまで、冷たい蕎麦や温かい蕎麦はお好みで構わないようです。天ぷらを添えてもいいですし、シンプルなもり蕎麦で、蕎麦本来の味を堪能するのも良いでしょう!今年一年の締めくくりに相応しい全国のおススメ蕎麦5選をご紹介します。
江戸から継承され続ける本格蕎麦「唐沢そば集落」
蕎麦と言えば、信州・長野県が名産地として有名ですよね。長野の風土は、冷涼で山がちな土壌なことから、蕎麦の栽培に最適と言われています。その中でも、江戸時代から続く風情が残された「唐沢そば集落」は、伝統を継承した本格的な手打ち蕎麦を提供しています。その美味しさは明治時代から評判だったと言われており、特に「石碾きそば水舎」の八割蕎麦は、豊かな風味が香る格別な粗挽き蕎麦です。コシが強く、喉越しの良い本格蕎麦は、年越しには相応しい逸品です。
シンプルに辛味大根をからめて食べたい!福井の越前そば
福井県・武生を代表する郷土料理と言えば、辛味大根をからめていただく「越前おろしそば」ではないでしょうか。「越前おろしそば」は、出汁と削り節のみでいただくシンプルな蕎麦ですので、蕎麦本来の味を噛みしめていただけます。越前蕎麦は、蕎麦殻を丸ごと挽いて蕎麦粉にするため、一般的な蕎麦粉より黒みが強いのが特徴です。さらに、その風味は大変豊かで、麺には強いコシがあります。今年の年越し蕎麦には是非、武生を代表する郷土料理に習って、辛味大根をからめていただいてみてはいかがでしょうか。
東京・浅草老舗蕎麦屋「弁天」の究極ニシン蕎麦!
東京・浅草は、美味しいものが集まる老舗が軒を連ねていることで有名です。そのなかでも蕎麦と言えば、多くの食通に愛される老舗蕎麦屋「弁天」が有名ではないでしょうか。「弁天」の名物は、ハマグリ蕎麦やニシン蕎麦が看板商品となっており、遠方からそれ目当てにやってくる方も少なくありません。ニシン蕎麦のダシは、鰹だしで抽出した江戸前のストレートつゆです。それに程よく脂がのったニシンの煮つけがダシにしみ出し、絶妙な味わいです。これぞ東京が誇る年越し蕎麦の一つとなっています。
熟練した蕎麦職人の腕が光る!信州が誇る「雪村そば」
蕎麦どころとして有名な信州・長野は、蕎麦を作るのに適した自然環境だと言われています。今回ご紹介する「雪村そば」は、そば職人が打つ本格派!そのお味は、しっかりとしたコシが楽しめる本生二八蕎麦で、蕎麦の水分と風味が保たれた上質な仕上がりになっています。厳選された信州産信濃一号と甘みのある北海道産キタワセが独自の配合で調整されており、まさに熟練した蕎麦職人の腕が光ります。丹精込めて作られた蕎麦は、年越しに相応しい信州を代表する蕎麦ではないでしょうか。
北アルプスの湧き水を使用!安曇野・キバチ堂の高級蕎麦
長野県・安曇野と言えば、大王わさび農場があることで知られています。わさびは綺麗な水のもとでしか育たない非常に繊細な食材です。そんな安曇野市で伝統を継承し続けている蕎麦屋「キバチ堂」は、北アルプスの湧き水を練りこみ仕上げたまさに正統派!全国の選りすぐりの商品が掲載されるJALのファーストクラスカタログでも紹介されるほどの実力です。国産蕎麦の実を丸ごと丁寧に低速回転で挽くことで、余計な雑味が一切感じられない蕎麦本来の甘みを堪能していただけます。
※掲載情報は 2017/12/31 時点のものとなります。
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