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食べ物には旬があります。それは野菜や果物だけに限らず、夏の冷やし中華、冬の鍋料理などの料理にも当てはまることです。私が愛するアジアンフードでいえば、フレッシュなハーブ、刺激のあるスパイスなどから“夏”というイメージでしょうか。また、比較的暑い南国の料理が多いのも理由のひとつかもしれません。
かわいいパイナップルの形が魅力
イメージにとらわれることなく、通年でアジアンフードを楽しんでほしいのですが、夏に比べて需要は低くなります。個人的にはとても悩ましいこと。しかし、その問題をみごとに解消してくれるのが、大好きなアジアンスイーツ専門店『リーポール』です。以前、ippinでもご紹介させていただいたフルーツデザートの「リーポールポンチ」をはじめ、パイナップルジャムが詰まった「パイナップルケーキ」などのラインナップが並ぶ、アジアンフード好きならば胸躍る名店なのです。
今回、ご紹介するのは、「パイナップルジャムサンドクッキー詰め合わせ」です。クッキーは2種類。パイナップルの形をした生地に果肉を煮詰めたジャムを挟んだクッキーと、パイナップルにマンゴーを加えたジャムサンドクッキーが入っています。パイナップルは常夏のイメージがありますが、このパイナップルの形を見たら、いつでも食べたくなっちゃう。パイナップルジャムの爽やかさとほっこりと甘さのあるクッキーの組み合わせが抜群です。
クッキーのかわいらしさに加えておすすめしたいのが、SNS映えするようなパッケージ。シンガポールの国花である蘭をイメージした、東南アジア特有のろうけつ染 “バティック”柄のビビットなピンク色がとても映えるデザインです。これは食べ終わったあとでも、箱を再利用したいくらいキュートでしょう。アクセサリーを入れても映えそうです。
ちょっとマニアックなアジアンスイーツも、これだけかわいく、おしゃれに演出できているので、私は友人へのプレゼントに利用しています。もっと店舗を増やしてほしいと熱望するのですが、同店は東京・伊勢丹新宿店の常設店のみ。一部の商品はオンラインでの販売がされていますが、パイナップルジャムサンドクッキーは、ラインナップにはありませんでした。不定期に他の百貨店にも出店しているようです。
※掲載情報は 2017/11/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。