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ブリュッセル人気レストランのシェフの味を一度に食べられる!
「EAT!Brussels(イート!ブリュッセル)」(https://visit.brussels/en/sites/eatbrussels)は毎年秋に美食の国ベルギーを象徴する食のイベントとして、ブリュッセルの王宮に近いロイヤルパークの広大な敷地でおこなわれる1年に1度の食の祭典です。会場内に巨大なテントを張り、フードブースを設置。ワインやビールなどのお酒やソフトドリンクを提供するバーの他、ベルギーの人気レストランのシェフがこのイベントのために用意してきた自慢のスペシャリテを楽しむことができます。
会場には食事スペースやエンターテイメントを楽しめるスペースもあり、各ブースで買った食事を持ち寄って楽しめます。小さなお子さんを連れたファミリーや仕事帰りのビジネスマン、友人同士で集まる姿も見られます。
「イート!ブリュッセル」期間中は様々な食のイベントも開催されます。この日は人気シェフによる料理教室も開かれていました。男性も女性も関係なく熱心にシェフの包丁捌きを見ながら、参加している姿は食に関心の高いブリュッセルならではの光景かもしれません。
美味しい料理には欠かせない、ビール、ワインも用意され、仕事帰りにも気軽に立ち寄って楽しむ姿も見られます。期間中、公園内の特設ステージではスペシャルライブなども行われ、美味しい食事とお酒を楽しみながら多くの人で賑わいます。
イート!ブリュッセルでは、会場にあるチケット販売所でチケットを購入し、好きな金額だけ入金して、各ブースの料理をチョイスする仕組みになっています。料理の価格はレストランで食べるよりもはるかにお手頃な値段。トリュフやフォアグラなど、中には高級食材を使った一皿も並ぶなど、イベントならではのスペシャルメニューばかりです。
どのレストランを選ぼうか種類が豊富で、迷ってしまいます。1回では回り切れないので、期間中何度も足を運ぶ人もいます。開始と同時に美味しいものを求めて多くの人が並ぶ、行列のできる人気ブースもありました。
テント内はフェスティバルの雰囲気を盛り上げるようカラフルな照明で彩られ、いつもとは違った雰囲気のなか、食事を楽しむことができます。
トリュフをたっぷりのせたクリームリゾットは会場のなかでも行列が耐えない人気。シェフが最後にトリュフを目の前で削って、仕上げます。旨味たっぷりのスープを吸ったリゾットと新鮮なクリームの組み合わせは、トリュフの濃厚な香りを引き立てます。
こちらは、サーモンを使った一皿。ベルギーの風味豊かなビールには、シーフードのサーモンもとても良く合います。一度でたくさんの素材を楽しめる、ちょっと欲張りな一皿です。
エビのカクテルも人気の高かったメニューのひとつ。タピオカを使ったパートフィロはカリカリに揚げて添えられていました。もともと小エビのコロッケなど、ベルギー伝統料理にもよく登場するエビは地元でも大人気の食材のひとつです。
デザートを提供するパティスリーも多く参加していました。ブリュッセルで人気となっているパティスリーササキの佐々木靖シェフも自ら腕を奮います。
特別注文を受けたデザートプレート。間近で華麗な手捌きを見られるのも、ライブ感満点のパフォーマンスもイベントならではの楽しみです。
そしてもう一人、ブリュッセルで活躍する日本人シェフの清野稔さん。清野さんはヨーロッパでも人気の高まる和食のエッセンスを取り入れたフュージョン料理を披露。
こちらの「和」を感じさせる一皿も行列ができるほどの人気。素材はブリュッセルの人も親しみのあるポークを使って、麹の発酵の香りを生かしたオリジナルの豚トロなど、とても手の込んだメニュー。
清野さんがオーナーシェフを務めるレストランSEINOはフレンチに和食のエッセンスを融合させた料理が評判。イベントでも豊かなベルギーの食材を使い、そんなヨーロッパと日本の食を融合させた一皿で多くの方を魅了していました。
まだまだ、紹介しきれないほど、美味しい料理が集まったイート!ブリュッセル。ブリュッセル市内の選りすぐりの人気店が出店するという「食の祭典」名の通り、食にこだわる人を満足させる一皿に出会うことが出来ます。
仕事の帰り、そして、家族連れでゆっくりと楽しむ姿はベルギー国民の食に対する関心度の高さを伺えます。食を通して、コミュニケーションをとることが得意なベルギーの人々。ブリュッセルを訪れるなら、ぜひ、この貴重なイベントに参加して、ブリュッセルやベルギー全土から集まった美味しい食、ビール等に触れてみてください。
※掲載情報は 2017/11/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ブリュッセル首都圏政府貿易投資局
ベルギー・ブリュッセルへようこそ!ヨーロッパの首都でありその文化の中心にあるブリュッセルには、甘いもの好きや食通を喜ばせる美味しいものがあふれています。 ノイハウスが考案したプラリネチョコレート、芽キャベツ(英名ブラッセルスプラウト)、そしてブリュッセルの典型的なグーズ・ランビック・ビールなど。しかし、それほど知られておらず、試してみる価値のある特産品が他にもたくさんあります。
サラダや前菜、グラタンとして出されるチコリ、ストゥンプ(野菜入りマッシュポテト)、プラトキーズ(ブリュッセルのチーズ)など、名物を出すレストランも数多くあります。
街歩きをしていると、キオスクやフードトラックから、ワッフル、カラコル(巻貝)、そしてもちろんベルギー発祥の「フリッツ」と呼ばれる、いろいろなソースをつけて食べるフライドポテトのおいしそうなにおいが通りのあちこちから漂ってきます。
私達は地元生産者のプロモーションに誇りを持っており、ブリュッセルに関する魅力あふれる情報を皆様にお届けします。