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モーツアルトはバニラの香り!?
前々から気になっていた、ウィーンの紅茶のお店に行ってきました。
お店の前を通り過ぎることはちょくちょくあったのですが、裏通りの住宅街の一角にあるのにお茶の時間はいつも満席で、なかなかお茶を飲む機会がありませんでした。
タイミングよく入ることができお茶をしてみると、その人気の秘密が分かった気がしました。
デンメアティーハウスで取り扱う紅茶は、どれも魅力的なのですが、今回私の一押しの一品として紹介したいのは、その名もウィーンを代表する音楽家である「モーツアルト」。
モーツアルトをイメージしてブレンドされたフレーバードティーで、甘いバニラの香りたつブラックティー。
バニラの優美でふくよかな香りに包まれつつも、セイロンティーのスッキリとした味わいが楽しめる美味な紅茶です。
お手軽なティーバッグなのに香りが抜群に良く、紅茶の優しさと繊細さが存分に味わえます。
コーヒーの街ウィーンに紅茶文化を運んだデンメア
紅茶商デンメアティーハウスは、1981年に創業者アンドリュー・デンメアによりウィーンで創設された比較的新しいお茶のブランドです。
ウィーンといえば、ウィンナコーヒーに代表されるようにコーヒー文化の街として知られていますが、ウィーンの紅茶通が集う場所としてすぐに人気となったブランドだそうです。
今では、直営店とフランチャイズ店を合わせてウィーン市内に7店舗、ポーランド、ハンガリーなどのヨーロッパ各国に28店舗が営業中で、2008年六本木国立新美術館向かいに、アジア1号店として六本木店がオープンしました。
六本木店は、スタンダードな銘柄の紅茶からフレーバードティーまで、厳選されたオーガニックの茶葉から、簡単にお茶を楽しめるティーバッグまで、そして紅茶にまつわるポットや器、雑貨までが揃っているお店で、カフェも併設されています。
ザッハトルテで有名なウィーンの最高級ホテル、ホテルザッハのカフェで提供されているオリジナルのフレーバードティーは、デンメアのブレンドによるものだそうですが、六本木店でもこのザッハブレンドを味わうことができます。
おしゃれカワイイ「モーツアルト」はギフト向き
デンメアティーハウスは世界の紅茶が楽しめるお店ですが、ウィーンらしさなら「モーツアルト」が一番のおすすめです。
簡単にお茶が楽しめるティーバッグ式でリーズナブルなお値段なので、一人お茶時間にもおすすめなのですが、ちょっとしたギフトにもおすすめしたいです。
ひとつひとつが手作りで、リボンで髪を後ろで束ねた、キュートなモーツアルトベア人形もあり、こちらと一緒に「モーツアルト」をプレゼントされたら胸キュンです。
ちなみにティーバッグ式のウィーンらしいフレーバードティーには、バニラの香りの「モーツアルト」の他に、ローズヒップとハイビスカスベースがベースのフルーティーな紅茶で、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇后の名前を冠した「エリザベート」、ベルガモットの香りのする紅茶で、ウィーンを代表するアーテイスト、クリムトの絵画”接吻”が描かれた「クリムト」があります。
どれもおしゃれカワイイ紅茶で、飲み比べてみても楽しいですね。
「モーツアルト」は1箱25袋入りで1,400円(税込)
六本木店舗のほか、通販でも購入可能です。
※掲載情報は 2017/10/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
サロン道(C)研究家
ローズ麻生育子
有限会社ハッピーキューブス代表、サロネーゼカフェ(C)プロデューサー。
東京・世田谷生まれ。
青山学院大学フランス文学科卒業後、ラフォーレ・ミュージアムの企画室にて、コーディネーターとして、アートを中心としたイベントの企画、運営に携わる。
その後、子育ての傍ら京都造形芸術大学建築学科で学び、2級建築士の資格を取得。
2006年に起業後は女性のキャリア・生き方をサポートするイベントやセミナーの企画運営、企業のPR&ブランディングなども手がける。
2012年、3月6日を自宅を活用して教室などを開く女性(=サロネーゼ)を応援する「サロネーゼの日」として記念日に制定し、サロネーゼのコミュニティ「サロネーゼカフェ@」の運営を開始。