昨今の甘酒ブームは、とどまることを知らずといった感じで、まだまだ人気は継続中です。その理由として、健康ブームという背景に加え、一昔前にはなかった「甘過ぎず飲みやすい」甘酒が主流になっていることが挙げられます。甘過ぎないから飽きずに、ダイエット中の女性でも気兼ねなく飲み続けられる。そんな、飲みやすさでは群を抜くこだわりの甘酒を集めてみました。

コクがあるのにさっぱりした甘みで、黒米、緑米、赤米などの古代米がブレンドされているので風味も深い。そんな甘酒がこちら「株式会社結わえる」の「玄米甘酒」です。砂糖を使っていないのに、米麹のクリーミーでやさしい甘さが感じられます。お米はすべて国産の無農薬栽培、ノンアルコールだから子どもたちも安心していただけます。1杯あたり約130Kcal。高栄養低カロリーで満腹感もあるから、ダイエットの強い味方としても重宝するのではないでしょうか。時間のない朝も、これだけで十分栄養が摂取できます。ストレートタイプのほかに、写真のようなチューブ状の濃縮タイプがあり、お湯で薄めていただきます。

ありそうでなかなかないのが、100％純粋な米麹だけの甘酒。ブームの波が押し寄せ、スーパーやコンビニでも気軽に甘酒が手に入るようになっていますが、その多くには食塩・砂糖・PH調整剤・酒精などが添加されているのだとか。それに対し完全無添加を貫いているのが、富山にある「丸善醤油」の『麹は生きている「丸善こうじこまち」』という名前の甘酒です。名水百選に数えられる黒部の伏流水を100％使い、醤油作りに長年取り組んできた温度・湿度管理による発酵管理のノウハウが活かされています。濃厚なのにごくごくと飲みやすく、麹が残らないのでサラサラしたのど越しが楽しめます。

福岡の老舗蔵元「篠崎株式会社」の「国菊あまざけ」は、余分なものは入れず、米麹と米のみから糖化させたストレートタイプの甘酒です。麹の粒がとても細かいのでサラッとして飲みやすく、甘酒特有の口に残る甘みが全くないのだとか。さらに発芽玄米を使った「国菊の発芽玄米あまざげ」、ほんのり紫色の「国菊の黒米あまざけ」もあり、セットでの購入も可能です。健康に気を使っている方への贈り物や、毎日の習慣としてもおすすめです。

甘酒はもともと栄養価が高く、オリゴ糖や食物繊維といった腸に嬉しい成分がたっぷり。さらに、梨からとった植物性乳酸菌も加えられ、美腸への期待も高まっているのが「すっきり甘酒」です。NPO法人日本ホリスティックビューティ協会が監修し、北青山のシンシア・ガーデンカフェがディレクションしているブランド「ベジキッチン」と協同開発した商品。砂糖を使わず、保存料や着色料などの添加物も加えられていないので、安心して飲むことができます。飲みきれるサイズなのも嬉しいですね。 甘さ控えめで癖のない「プレーン」のほか、「高知柚子と生姜」、「高知トマト」などのフレーバーも楽しめます。

群馬県でドラッグストアを50店舗以上展開する「クスリのマルエ」と、創業1566年の老舗で味噌や漬物を手掛ける「糀屋」。 この2社がタッグを組んで生まれたのが「糀屋藤平甘酒」です。マイクロ波の殺菌技術によって常温流通が可能となり、味わいは米の甘みがたっぷりで糀のほのかな香りも感じられます。秋田県産あきたこまちが原料でアルコールは0％。冷蔵庫で冷やして飲むほかにも、氷と一緒にミキサーにかけてスムージーのようにして飲むのもおすすめです。

2011年に東京港区・芝で創業された「東京港醸造」。東京産にこだわって造られている「東京あまざけ」に、植物由来の乳酸菌を加えて発酵させ、紅麹でほんのりピンク色に染めたのが「東京紅麹あまざけ」です。乳酸菌が入っていることで、ヨーグルトのようなほのかな酸味が感じられるのが特徴。1瓶300gと700gで展開されていますが、飲みやすい300gサイズは大人気なのだそう。免疫力といっしょに女子力もアップさせてくれそうな、女性好みの甘酒ですね。