ふわふわとした食感、たっぷり空気を含んだ生地はしっとり…。そんなスポンジ系スイーツが突然無性に食べたくなることはありませんか？シフォンケーキ、バウムクーヘン、パウンドケーキ、カステラなど、お店自慢の極上スポンジが味わえるスイーツを集めてみました。ほとんどがお取り寄せも可能なので、手土産やちょっとしたプレゼントにもおすすめです。

十勝おはぎで知られる「サザエ食品」が展開する「京都祇園あのん」は、京町家を改装した店内で、あんこを使ったオリジナルスイーツを販売しています。 “昔ながらの豆の味”を絶やさぬよう長年培ってきた「あんこ」づくりの技法を軸とする、和洋の粋を超えた“新趣”のお菓子。新しい京都みやげとしても人気です。待望の新商品として登場した「あんばうむ」は、マスカルポーネが練りこまれたしっとりふわふわのバウムクーヘンに、２種類の瓶入りコンフィチュールがセット。丸久小山園の宇治抹茶コンフィチュールと、北海道産の深煎りきなこコンフィチュールがセットになっています。コンフィチュールは抹茶餡ときな粉餡、どちらも餡がベースになっています。

ポルトガル人によって長崎に伝えられた「カステラ」。お店によって少しずつ味わいが異なるので、お好みを探すのもまた楽しいものです。そんなカステラの中でも「匠寛堂」のカステラは、「献上 五三焼 佳好帝良」と名付けられています。五三焼とは、主原料となる卵の割合を指し、黄味が5、白味が3の割合で焼き上げたものを呼ぶそう。黄味を多めにすることで、きめ細やかでしっとりと焼上がるのだとか。通常のカステラと比べ、焼き上げるのには高度な技術が必要。だから、熟練した職人が一枚一枚時間と手間をかけて焼き上げると言います。添加物を使わず、シンプルな素材のみで作られる味わいが堪能できます。

仙台土産の定番菓子「萩の月」といえば、しっとりふわふわのカステラでオリジナルカスタードクリームを閉じ込めたまあるいお菓子。「菓匠三全」で1979年から高い人気を誇る銘菓です。コンセプトは萩の咲き乱れる宮城野の空にぽっかり浮かぶ名月をイメージしたもので、当時流行していたシュークリームに、カステラを組み合わせるという発想で生まれたのだとか。1個1個ボックスに入った包装も高級感があり、仙台土産に選んで間違いのない美味しさを今もキープしています。

茨城県ひたちなか市の勝田駅そばにあるシフォンケーキの専門店「Pompon Daria」。ここには定番のフレーバーをはじめ、キャラメルやチョコレート、季節限定のものなど、さまざまなシフォンケーキがずらりとラインナップされています。プレーンなタイプからクリームやフルーツを挟んだデコレーションタイプもあり、オンラインショップも充実。シンプルだからこその素材にこだわり、丁寧な仕事ぶりが感じられるフワフワの食感が楽しめます。バースデーケーキやシフォンのロールケーキもあるもで、フワッフワのシフォンケーキが大好きな人へのプレゼントに、知っておいて損はありません。

６年間のネット販売を経て、さいたま市浦和に2015年、実店舗がオープンしたパウンドケーキの専門店「くみぱうんど」。材料はいたってシンプルながら、どちらかというと重いパウンドケーキのイメージを見事にくつがえす軽やかさ。ふんわり、そしてしっとり。基本のプレーンのほか、「お抹茶大納言」のように和素材を上手に取り入れているのも特徴です。オーナーが工房で毎日手作りしているパウンドケーキは、カットタイプを詰め合わせたギフトセットも充実。引き続きオンラインでも購入が可能です。

成田空港周辺にはいろんなホテルがありますが、その中でリゾートホテルの要素も楽しめるのが「ラディソンホテル成田」です。東京ドームの2.5倍もある広大な敷地に、庭園をロケーションとする屋内外プールも完備。こちらのホテルグルメとして注目なのが「シフォーンケーキ」。プレーンの1種類のみで、テイクアウトも可能。ホールとカットタイプどちらもあります。きめが細かくやわらかな口どけ。甘さはひかえめで口の中ですうっと溶けてなくなるような感覚。同時に発売されたクロワッサンと並ぶ人気商品となっています。