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海人の藻塩との出会い
塩にも辛さが引き立つもの、甘みがあるもの、まろやかなもの。色々なものがあります。
そのときの役割やお菓子や料理によって使う内容が違いますが、今回ご紹介する広島県呉市の上蒲刈島に作られている蒲刈物産株式会社の「海人の藻塩」は好きな調味料の1つです。
色は少し茶色で、味は甘みがある塩気。お料理はもちろん、お菓子にも色々なもので使用しています。この塩と出会って、塩の楽しさを感じています。広島に友人も多いこともあり、昔からこの塩を使っていました。今は知らない人がいないくらいの塩となり、わざわざお取り寄せしていたのが福岡でも気軽に購入できるようになりました。
上蒲刈島の工場の様子
瀬戸内海に浮かぶ島々。その1つにある上蒲刈島。青い海がとてもきれいで私の中でも忘れられない景色が広がる場所です。
その島にある蒲刈物産株式会社。ここで海人の藻塩が作られています。
静かな島で、ゆったりとした空気感がある場所。この日は工場内をご厚意で見学をさせていだきました。
部屋の中は何度あったでしょうか。暑い!のですが、工場のスタッフの方は、汗をたくさんかき、食欲が増すために体重が増えるのだとか(笑)とても健康的です。
話がそれましたが、大きな窯に原料のホンダワラとう海藻と海水を煮詰めてできたかん水を6時間~8時間ほど煮詰めます。
先人は、この地で藻塩焼きをしていたといわれ、その伝統を守りながら今でも製法は衛生上を考慮し変更しつつも作り続けています。作っている様子を見ているだけでとても丁寧と印象が強かったです。
今回ホンダワラも初めて見ました。黒くて長いひじきのようです。
このホンダワラとかん水で塩ができるとうことを発見したすごさ。
歴史を感じる塩ですね。この塩で広島県呉市、上蒲刈島が復興したことも間違いありません。
瀬戸内海の島々はとても有名ですが柑橘・レモンが多く栽培されています。潮風を受ける地には地中海のような陽気な時間が流れ、レモンの樹の景色を眺めることができる地です。
とても良い旅でした。またぜひ伺いたい町です。
海人の藻塩はインターネットからも購入出来ます。
おすすめはおにぎり!かな。
ぜひお試しください。
※掲載情報は 2017/09/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。