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春はぼたもち、秋はおはぎ
ひと昔前までは、暑さ寒さも彼岸までと言っていましたが、近頃の気候はそれが当てはまらないどころか、日々の天候に悩まされるという方も多いのではないでしょうか。今年の夏も各地で大荒れの空模様であったと思います。秋を迎えこれからの季節、穏やかに過ごしていける日々を期待したいものですね。
秋といえば、「読書の秋」「スポーツの秋」など何かに没頭できる季節であります。その中でも「食欲の秋」という方も多くいらっしゃると思います。食を楽しむことは心と体を癒してくれることでもあるのです。
さて、少しお彼岸のお話をしたいのですが、仏教の教えにおいて、彼岸とはあの世を指しております。つまりご先祖様がいるとされる世界のことでございます。それに対して、私たちがいるこの世を此岸(しがん)といいます。
お彼岸にはお墓参りをしている方も多くいらっしゃると思いますが、彼岸は春と秋にあり、今年は春の彼岸が3月20日の春分の日、秋の彼岸が9月23日の秋分の日でございます。
各々、この日を中日として、前後3日間を足した1週間を彼岸と定めています。
そんなお彼岸に欠かせないものが、「おはぎ」でございます。お仏壇やお墓参りのお供えの品だけでなく、最近では食後のデザートとしても人気があり、私たちの生活に欠かせないものであると思います。
一般に「おはぎ」とは秋の彼岸に合わせた呼び名で、春の彼岸には「ぼたもち」と呼ばれます。これは、春の牡丹の花、秋の萩の花が由来とされているそうですが、地域によっては様々な意味が込められているようです。9月20日からのお彼岸にはおはぎを召し上がってみてはいかがですか。
新しい懐かしさを創る高石餅店の「おはぎ」
今回紹介する商品は、福岡県北九州市は門司にあるお餅屋さんの「おはぎ」でございます。こちらの高石餅店さんは、「新しい懐かしさを創る」というテーマで「おはぎ」を開発されました。
餡子は北海道産の「みやび」を使用し、福岡県の京都郡の「赤米」という古代米を使用しています。餡子で「みやび」といえば、北海道産の最高級品としても有名で、粒感がしっかりと残りますが、後味がしつこくないのも特徴です。
こちらの餡子とお米はともに減農薬・減化学肥料で栽培されたものとされており、体に優しい素材が使われています。餅の製造過程においては、防腐剤・保存料などを使用いないため安心していただけることは間違いありません。
また、通常の「おはぎ」だけでなく味にバリエーションを持たせ、抹茶味と紫蘇味があるのも高石餅店の「おはぎ」の特徴です。
抹茶味の「おはぎ」は福岡八女産の抹茶を使用し、程よい苦さを出すことで、甘さと苦味との絶妙なバランスを取っています。また紫蘇味の「おはぎ」は、さっぱりとした風味を生かすため、紫蘇ときな粉の配分に拘り絶妙な味わいとなっています。
また、高石餅店ではヨモギ餅が古くからの主力製品で、春に収穫した蓬の葉を一枚一枚丁寧に洗い、色と香りが残るように茹で上げられています。もち米には佐賀県産「ひよくもち米」の新米を使用し、粘りが強く、炊いても固くなりにくいのが特徴です。またもちもち感抜群で、餅好きにはたまらない逸品です。防腐剤・保存料などを使用いないため、お年寄りから子どもまで安心していただけます。
※掲載情報は 2017/09/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
唎酒師、ソムリエ、ラジオパーソナリティ
岩室茂樹
1974年東京生まれ。北九州市立大学大学院卒、MBA(経営学修士)。
ホテル旅館の経営にも携わり、全国47都道府県を練り歩く。
唎酒師とソムリエの資格を持ち、ラジオパーソナリティとして地域の魅力は発信。
あらゆる縁に感謝をし、生かされていることへの感謝をどのようにして伝えていくかを考える。