邪気を祓う、強烈な香りと酸味を愉しむ「じゃばら」

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希少で、自然な香酸柑橘は料理するあなたへの挑戦状

邪気を祓う、強烈な香りと酸味を愉しむ「じゃばら」

はじめて、この果実に出会い、半分に切った時に今までにない、強烈な香りと酸味に驚きました。

名前は「じゃばら」と言い。漢字を当てると「邪払=邪を祓う」と書きます。

「じゃばら」の産地住所は和歌山県北山村です。ここは、和歌山の飛び地で、三重県と奈良県に囲まれています。「じゃばら」は和歌山県北山村から三重県熊野市にかけて、分布している「九年母(くねんぼ)」と紀州蜜柑の自然交配種によって出来た、ここにしか生育していない香酸柑橘なのです。これも「じゃばら」の特異性が理解出来る様な気がします。鹿児島のさらに南の喜界島にある「花良治(けらじ)」という、珊瑚礁の隆起で出来た花良治地区でしか生育しない蜜柑に非常に似ています。この「じゃばら」は使い手の度量次第で変化する味ですので、単なる柑橘の香りつけ以上に、使いこなせれば料理が引き立ちます。

この「じゃばら」を搾りジェラートやポン酢を作ってみたらどうでしょうか。

また、「じゃばら」は花粉症の予防に効果があるというので話題にもなってますね。

まずは、名前の「邪祓(じゃばら)」のごとく年末や新年の料理に使って邪を払ってみるのも良いですね。

邪気を祓う、強烈な香りと酸味を愉しむ「じゃばら」

※掲載情報は 2014/12/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

アートディレクター・食文化研究家

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。

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