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記事詳細
日本ではめずらしい「ファラフェル専門店」
欧米ではベジタリアンの肉や魚の代わりとしての主食としても人気のファラフェル。もともとはエジプトが起源と言われている食べ物でアラブの国々をはじめ、北アフリカ、イスラエルなどで作られる家庭料理です。ファラフェルを作る時はひよこ豆を使います。ひよこ豆をつぶし、香辛料やハーブをたっぷりと入れて団子状に丸めてから油で揚げます。
今回ご紹介する「ファラフェルブラザーズ」はその中でイスラエル風のファラフェルの専門店。オーナーのこだわりのファラフェルをピタパンにサンドしたり、サラダにトッピングしたりと、食べ方もお好みで選べます。
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こちらのファラフェルはとっても香ばしくて風味が豊か。テイクアウト専門店で熱々をその場で食べるのも美味しいのですが、持ち帰って食べても美味しいのが嬉しいところ。冷めてしまってもかわらず美味しいのは、そのカリッとした香ばしい揚げ方や、絶妙な香辛料やハーブの配合で香り高く仕上げられているからです。
最近では、日本でも手に入りやすくなったひよこ豆。乾燥したものと、サラダなどですぐに使用できる茹でたものが売っていますが、加熱してしまうとまとまりにくくなり、上手くボール状に形づくることが出来ないので、ファラフェルを作る場合は、ぜひ、乾燥したものを水で戻してお使いください。
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ファラフェルはスパイスが効いたひよこ豆の旨味で、そのまま食べても十分に美味しいのですが、練りゴマやヨーグルトを使って作る「タヒニ」ソースを一緒に添えて食べるのがオススメ。この組み合わせがまた、クセになる美味しさです。
サラダやピタパンを使ったサンドイッチで野菜もたっぷり!
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ファラフェルブラザーズでは、サンドイッチやサラダを自分の好みの野菜をチョイスしてオーダーします。ファラフェル自体はひよこ豆のシンプルで素朴な味なので、飽きることはないと思います。トッピングの野菜などで工夫して、自分好みに仕上げてみてください。私はたっぷりのパセリやトマトそしてキヌアなどを和えた「タブーリサラダ」がお気に入りです。
ファラフェルは食欲が落ちて肉や魚などを食べたくない時でも、これさえあればたんぱく質などしっかりと栄養がとれるので、ベジタリアンの方はもちろん、ベジタリアンではない人でもぜひ、召し上がっていただきたい食べ物です。
※掲載情報は 2017/08/24 時点のものとなります。
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キュレーター情報
Takako'sKitchen主宰
二階堂多香子
子供時代から料理が大好き。初めてのフルコースディナー作りの経験は 10歳の時。家族の喜ぶ姿が嬉しく、料理を通じ人を笑顔にできる、という発見に心躍らせました。
大学卒業後、フランスでの料理遊学を経験し自宅での料理教室をスタート。結婚後は料理教室やケータリングの仕事に励みました。1990年に夫の海外赴任に伴い初めて在外生活をオーストラリアで送ったのを皮切りにブルガリア、イラン、アメリカ(ニューヨーク) 、クゥエート、スイス の6カ国、通算18年間を海外過ごしたことになります。その間夫の勤務の 都合でまとまって東京にいる間には料理教室を継続し今に至りました。
2016年、スイスからの帰国を機に満を持して下北沢の自宅キッチンにて 料理教室、Takako's Kitchen を立ち上げました。 長い在外勤務の間に経験した豊富なおもてなしのノウハウ、各国で覚えた味、世界中の友人達から習ったレシピの数々、そして材料の違うどんな場所でもどんなキッチンでも同じように美味しい味を生み出してきた臨機応変の合理的な調理をお伝えしています。