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定番の白飯やお酒のお供、冷奴やサラダ、お茶漬けにも
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じゃこ山椒。ちりめん山椒という呼称もありますが、個人的に大好きな一品です。わたしは過去、じゃこ山椒にかなりハマった時期があり、定期的に自作したことがあります。作り方はカンタンで、用意したじゃこと実山椒を、しょう油や酒、みりんなどで煮詰めて冷蔵庫で冷やせば出来上がり。買い物では少量でもいい値段がするので、お好きな方はぜひ一度トライのほどを。さて、そのじゃこ山椒。京都のイメージが強いですが、調べてみるとやはり昔から京都の家庭で作られていた歴史があるようです。今回、わたしが注目したのは、やはり京都の松ヶ崎、「たけのうち」のじゃこ山椒。しかも、よくある茶色いタイプではなく、緑色の抹茶味です。初めて出会ったタイプですね。
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百貨店の地下、いわゆるデパ地下で手に入れたこちら。袋を開けた瞬間、“おっ”という驚きが……なかなかの抹茶色!じゃこは小さめで上品さを感じます。今回は基本(?)である白いご飯とともにいただくことに。緑がかったじゃこ山椒をたっぷりと温かいご飯にのせると、ほのかな抹茶の香りが漂います。いざ、一口……うん、間違いのない味わい。遅れて、山椒らしいピリっとくる痺れが訪れます。これが病みつきになる要因の1つですね。見た目の主張はその色合いから強めですが、京都らしい落ち着きのある繊細な味付けです。同商品は、阿波(徳島)や薩摩(鹿児島)で獲れた、細かいシラスじゃこと黒実山椒、そこに京都の名産である抹茶を使用。子どもからお年寄りまで安心して口にできることを意識し「着色料・保存料」は未使用です。ご飯以外にも、冷奴やサラダへのトッピングにもぴったり。あと、白いご飯を食べながらひらめいたのですが、抹茶味ということを考えるとお湯をかける“お茶漬け”も良さそうですね。京都らしいじゃこ山椒+京都らしい抹茶味。そんな上品な逸品を、手土産にいかがでしょう。
※掲載情報は 2017/08/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
コピーライター、グルメガイド
菅野夕霧
コピーライター、PRコンサルタント、Yahoo!ニュース配信元の『市ケ谷経済新聞』編集長。グルメや酒、沖縄離島旅が趣味。特にランチは“狙い”を定め、日々電車に乗って都内を中心に食べ歩いている。甘いモノを苦手としている関係で、“甘くない”土産の逸品を追求中。現在、All Aboutグルメガイドとして老舗店を紹介する「100年店ランチ」、日本トランスオーシャン航空の機内誌『Coralway』にて、「小さな島の小さな食堂」を連載中。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮社)など。