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メロンの名産地が生み出した“らいでんメロン”のチョコクッキー
今の時期は、夏休みやお盆などを利用して旅行をする人も多いのではないでしょうか。国内旅行でも、特に食材王国である北海道は根強い人気がありますね。
北海道の土産はたくさんありますが、千歳市を中心に道内28店舗を構える菓子の名店「morimoto」のスイーツも人気土産のひとつに上げられるでしょう。北海道産の食材を使用した洋菓子をはじめ、和菓子やパンも豊富に揃っています。特にハスカップを使用した「ハスカップジュエリー」は、東京のアンテナショップでも人気商品となっています。
今回ご紹介するのは、ハスカップジュエリーではなく、道央に位置する岩内郡共和町の名産“らいでんメロン”をたっぷり使ったチョコクッキー「北の散歩道」です。小袋の封を開けた瞬間から甘いメロンの香りが漂います。らいでんメロンの特徴である赤果肉の鮮やかなオレンジ色をしたチョコレートに、サクッとしたクッキーがとてもよいコンビネーションです。もちろんクッキー生地に使用されている小麦粉も道産です。チョコとクッキーの間には、らいでんメロンのコンフィチュールが挟んであり、らいでんメロンの凝縮された芳醇な香りをさらに楽しむことができます。
実は、「北海道といえば夕張メロン！」と思っていた私は、らいでんメロンの存在を知らず、このチョコクッキーで初めて知りました。おいしいらいでんメロンを作るには、澄んだ空気、きれいな自然水、肥沃な土地、そして昼夜の温度格差が大きいことだそうです。羊蹄山やニセコ連邦に抱かれた共和町は、まるでリゾート地のように快適な環境。そんな素敵な地で、らいでんメロンは育っているのですね。
らいでんメロン自体は6月末から10月までの出荷なので、夏の旅行土産には、らいでんメロンと北の散歩道の両方を買って楽しんでみてはいかがですか？
※掲載情報は 2017/07/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター／1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』（PHP研究所）では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。
