一大ブームとなったスーパーフードですが、次々と新しいものが登場する一方で、健康への意識が高い人でなければなかなか続けられない……という人も多かったのではないでしょうか。新しいものや流行の波が少し落ち着いた一方で、以前よりも日常に取り入れやすくなったスーパーフード関連の商品が続々登場しています。今回はそんな、食べやすくて美味しいことを大前提としたスーパーフードをご紹介します。

ハリウッドセレブなどが愛用していることで、2年ほど前に日本でも注目されたスーパーフード「チアシード」。ミネラルや食物繊維も豊富ですが、何より水で戻すとジュレ状に膨らむことから、ダイエットフードとしても人気を集めました。でも、つぶつぶした見た目が苦手という人や、ジュレになるのが逆に食べづらかったという人もいたはずです。「ローストチアシード」は、その名の通りチアシードを焙煎したもの。摂取できる成分はそのままに、ゴマのような感覚で香ばしい風味が楽しめます。気軽に持ち歩けるチャック付きのパック入りだから、外食のときにも料理に混ぜたりパラパラかけたりして使えます。

マキベリー、マカ、ウコン、スピルリナ。これらの共通点はいずれもスーパーフードであること。マキベリーは野生でしか入手できない濃紫の果実。マカは活力をサポートする根菜。ウコンは肝機能を促進する多年草。そしてスピルリナは、30億年前に誕生した生命力の強い藻の一種です。これらのスーパーフードを日々の食事で気軽に摂り入れやすいパスタにしたのが、日本スーパーフード協会プロデュースによる「スーパーフードパスタ」。「マキベリー」、「マカ&ウコン」、「スピルリナ」の3種類で、それぞれ茹でると赤紫、黄色、グリーンの色あざやかな麺となります。しかも茹で時間が 2分半～3分と短く、塩も不要なのが嬉しいですね。

日本のスーパーフードとして注目を集めているのが、甘酒に代表される「麹」を使った飲み物です。特に甘酒は江戸時代から庶民の間で親しまれ、夏バテ防止のためにも飲まれていたといいます。山梨県で300年続く造り酒屋「七賢」が米糀と米粉から生み出した自然甘味料「糀糖」には、食物繊維やビタミンB1が豊富で「飲む化粧水」と言われているそうです。飲料としてだけでなく、砂糖の代わりに調味料としても使えます。砂糖とは違った、まろやかで深みのある優しい甘さ。野菜や果物と一緒にジューサーにかけてスムージー仕立てにすれば、目覚めの一杯にぴったりです。

杏仁豆腐の上にトッピングされている赤い粒「クコの実」は、漢方食材として古くから親しまれ、アメリカではゴジベリーと呼ばれる人気のスーパーフードです。オーガニックのゴジベリーを使った「GOJIBERRIES PRINCESS」シリーズは、粒が大きくぷっくりしているドライフルーツをはじめ、携帯にも便利なパウダータイプの「オーガニックゴジベリーパウダー」もあります。パウダーは水に溶かしてドリンクとして飲む他にもヨーグルトに混ぜたり、ドレッシングに混ぜるなどお料理にも使えます。

日本でいち早く注目されたスーパーフードといえばココナッツオイルですが、海外ではココナッツミルクを発酵させてつくる100%植物性のヨーグルト「ココナッツヨーグルト」が浸透しています。動物性のミルクを使った一般的なヨーグルトに比べ低糖質なため、ココナッツヨーグルトを略した「COYO」と呼び方も定着しています。青山に実店舗のある「ELLE cafe」が販売している「COYO」は、植物性乳酸菌を使用するこだわりのヴィーガンヨーグルト。とろとろのクリームのような食感でコクもあります。さらに嬉しいのが、ココナッツヨーグルトにはココナッツオイルの成分が豊富なため、満腹感を感じやすいところ。ELLEらしい洗練されたパッケージは贈り物としても喜ばれそうです。

体にはとっても良いけれど、美味しくない。そんなイメージが定着してしまっているスーパーフードがあります。タヒチやハワイ、沖縄などで栽培されているフルーツ「ノニ」です。栄養価は非常に高いのに、飲みづらいイメージが強かったノニドリンク。それを覆す商品が沖縄のユイマールハウス株式会社が開発した「NONI JUICE」です。沖縄産の無農薬ノニとサモア産のノニをブレンドし、沖縄らしくシークワーサーとパインで風味をつけたフルーツミックス味。炭酸で割ってサワーにしたり、スムージーやお酒に混ぜるなど気軽にいろいろ楽しめます。