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サクサク軽やかでやさしい口どけがたまらない
一般的にお麩と言えば、お味噌汁に入っているイメージが強いのではないでしょうか?
あとは、子どもの頃、駄菓子屋でよく見かけた黒糖をまぶした麩菓子。最近では健康食として注目されて、ベジタリアンやマクロビオティック愛好者の間で、植物性のタンパク源として愛用されています。
お麩は、小麦粉からでんぷんを洗い流して「グルテン」というタンパク質を取り出したもの。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などミネラルが豊富で高タンパク、低カロリーと言われています。しかも離乳食にも使われるほど消化が良いので、タンパク源として理想的な食材なのです。
石川県金沢市には、伝統的なお麩の食文化が色濃く残り、「生麩、車麩、すだれ麩、細工麩」などを様々なお料理に活用しています。
不室屋は、慶応元年より金沢でお麩を作り続けている老舗。加賀の雅な食文化を反映させた、美しくて美味しいお麩商品を数多く作り出しています。数ある商品の中でも私のお気に入りのひとつが「おやつ麩」です。
味付けはメープルシュガーとバターのみ。シンプルにしてごまかしのない、良質な素材で作り出すその味わいはとても洗練されています。洋の味付けが和のお麩と実によくマッチして、駄菓子的なイメージが払拭されています。
金沢市内のデパートや、金沢駅のお土産売り場でもお馴染みの商品。小さめの個包装だし、軽いのでお土産やちょっとしたプレゼントにも手軽で重宝します。
つまみやすく、口に放り込みやすいサイズなのでポイポイ食べ進んじゃいます。
ドライフルーツやナッツを添えれば見た目も豪華になって、お酒のおつまみにもなり、ホームパーティーでも大活躍しますよ。
ぜひお試し下さい!
※掲載情報は 2017/07/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
糀料理研究家/ワインエキスパート
小紺有花
家族の健康の為に始めた糀の発酵食の研究。知れば知るほどそれは世の中全ての人達に必要な物だと気づきました。
毎日の食事のひと口ひと口が私達の心と身体を造り、暮らしを彩り、人生をかたち造ってゆくのです。
糀の発酵食はより良い食生活を手軽に、気軽に、楽しく実践する為の最良のツールです。
食のグローバル化により日本人の日本食離れが進む中、古来より日本の食文化と健康を支えてきた伝統の発酵食を次世代に伝えるべく、現代人のライフスタイルや食の嗜好にマッチする糀の使い方を提案し、新しい糀食文化の創造を目指しています。
発酵調味料をたくみに使った手軽で簡単に作れるオリジナルレシピが好評。
商品開発、カフェメニュープロデュースや料理ワークショップや講演会、食育セミナーなど食に関わる様々な活動を全国・海外で展開。
テレビや雑誌などでも活躍。
著書4冊。
「卵、乳製品、白砂糖なし。塩麹&甘酒で作る、麹のおいしいスイーツレシピ」
「塩麹のおつまみとおかず」
「しょうゆ麹でもっとおいしい日々のごはん」以上3冊 河出書房新社
「麹、甘酒、自然食材を使った減糖レシピ」日東書院