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肉料理をさっぱりと！受け継がれる秘伝のソース「チミチュリソース」
アルゼンチン国民のソウルフードと言えば、ボリュームたっぷりのチョリソーをパンで挟んで食べる「チョリパン」。主役となる「チョリソー」を引き立てるのが、ハーブたっぷりの香味ソース「チミチュリソース」です。
「チミチュリソース」はアルゼンチンの伝統食であるバーベキュー「アサード」のお供として人気のソースです。
アルゼンチンでは主食は「牛肉」と言われるほど、肉料理を多く食べます。家庭によって、受け継がれてきた味も違うので家々の秘伝の「チミチュリソース」の作り方があります。
基本的な材料は以下の通りです。
■材料
ニンニク
パセリ
オレガノ
アヒモリド（辛くないパプリカ）
ピミエントピカンテ（旨味のある辛味の弱い唐辛子）
材料を全てすり潰し、オイル（ひまわり油又はコーン油又はオリーブ油）と酢を加えて1晩寝かせます。通常、アサードの前日にこのソースを用意しておきます。家庭によって、配合が違い、他の野菜やハーブ、スパイスを加えることもあります。
爽やかな酸味は、肉の脂をさっぱりとさせ食欲を刺激します。チョリソーの多くは豚肉100％で作られていて、肉の旨味がどっしりと効いています。そんなチョリソーの旨味を引き立てるのが、このチミチュリソースです。
最近では、アサードだけではなく、このチミチュリソースをサラダなどに使うこともあるということです。
ところで「チミチュリソース」の名前の由来ですが、実はアルゼンチンでも謎とされています。いくつか伝わる逸話があり、例えば、原住民の言葉とスペイン語がミックスされた呼び方だったとか、スペインのバスク地方で使われていた言葉が伝わったとか･･････。このほかにも様々な謂れがあり、このソースがいかにアルゼンチン国民に親しまれてきたかを感じさせます。
肉料理が好きなアルゼンチンの人々が愛してやまない家庭の味「チミチュリソース」。皆さんも是非一度味わってみてください。
※掲載情報は 2017/07/04 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アルゼンチン共和国大使館
アメリカ大陸の南端に位置するアルゼンチンは、世界でも有数の広大な可耕地を持つ国の一つです。アルゼンチンは、気品あふれる魅惑的なタンゴ、サッカーへの情熱、そして世界各国に輸出されるハイクオリティーの食料を生み出す国として世界中で知られています。広大な土地と多様な気候は、質の良い食料が生産されるのに最適の場所と考えられています。アルゼンチンは牛肉が有名ですが、それだけでなく、我々の食生活に用いられる多くの食料を生産しています。例えば、ジャガイモ、とうもろこし、ピーマン、かぼちゃ、亜熱帯性フルーツ、柑橘類、そして、海や川の魚、はちみつ、オリーブオイル、ワインなど・・・まだまだ沢山あります！この食料の豊かさが19世紀末から20世紀初頭にかけ、主にヨーロッパからの移民がアルゼンチンに定住することになった理由の一つなのです。従って、アルゼンチン料理は地理的影響と移民という二つの大きな影響の結晶なのです。豊富な食料とヨーロッパ移民から受け継いだ洗練性によって、アルゼンチン料理は他に類をみないものとなったのです。皆様にアルゼンチンスタイルのアルゼンチン料理をご紹介します！
