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紹介している商品
醸造用ブドウ栽培農家のこだわりピクルス
このピクルスを作っているのは、石川県能登半島にある穴水町の醸造用ブドウ栽培農家。
能登の大地の恵みを通して、人と人、人とモノをつなげて「ひとつ」にしたい。「ひとつひとつ」大切なものづくりをしてお客様に喜んでもらいたい。そんな想いで作り出された「ひとつのピクルス」には、能登に生きる作り手の愛情が詰まった心和む味わいです。
この「ひとつのピクルス」は平成26年度優良ふるさと食品中央コンクールにて食料産業局長賞を受賞していることからも伺えるように、「ふるさと」への想いとこだわりを感じさせる愛すべき逸品。
このピクルスの特筆すべき点は、水を一切使わず白ワインで仕上げていること、そして酢、いしる、米飴などの発酵食品が多数使われていること。加工食品の味付けにおいて、化学調味料や人工甘味料など安易で安価な調味料に頼っているものが少なくないですが、このように、本物の発酵調味料を駆使して味を作り出している商品からは、作り手の誠意や情熱を感じ取ることが出来ます。
いしるは、能登に伝わる伝統的な魚醤です。独特の風味があり、クセが強いと敬遠されることもよくあるのですが、酢と組み合わせることでクセがなくなり、旨味だけが引き立ちます。その特性を上手に取入れて、奥深い味わいを表現しています。また、米飴によってナチュラルな甘みとコクが出ています。
ブドウが数粒入っているところに、ブドウ栽培農家の心が見えますね。これがなかなかオツな味で、数粒のお楽しみが心憎いです。
ピクルスと言うと、少し地味な印象ですが、料理やお酒を引き立てる名脇役だと常々思っています。そしてワインとの相性が抜群です!ワインの種類をあまり選ばないのもピクルスの良いところ。
何かもう一品欲しい時、忙しい毎日のお野菜不足を解消したい時など常備菜としても役立ちますよ。
能登の大地が育む「うまくちピクルス」、ぜひご賞味下さい!
※掲載情報は 2017/06/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
糀料理研究家/ワインエキスパート
小紺有花
家族の健康の為に始めた糀の発酵食の研究。知れば知るほどそれは世の中全ての人達に必要な物だと気づきました。
毎日の食事のひと口ひと口が私達の心と身体を造り、暮らしを彩り、人生をかたち造ってゆくのです。
糀の発酵食はより良い食生活を手軽に、気軽に、楽しく実践する為の最良のツールです。
食のグローバル化により日本人の日本食離れが進む中、古来より日本の食文化と健康を支えてきた伝統の発酵食を次世代に伝えるべく、現代人のライフスタイルや食の嗜好にマッチする糀の使い方を提案し、新しい糀食文化の創造を目指しています。
発酵調味料をたくみに使った手軽で簡単に作れるオリジナルレシピが好評。
商品開発、カフェメニュープロデュースや料理ワークショップや講演会、食育セミナーなど食に関わる様々な活動を全国・海外で展開。
テレビや雑誌などでも活躍。
著書4冊。
「卵、乳製品、白砂糖なし。塩麹&甘酒で作る、麹のおいしいスイーツレシピ」
「塩麹のおつまみとおかず」
「しょうゆ麹でもっとおいしい日々のごはん」以上3冊 河出書房新社
「麹、甘酒、自然食材を使った減糖レシピ」日東書院