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建築家が作った日本一オシャレな焼きいも屋
神奈川県大磯町を中心にイベントなどに現れる『やきいも日和』。目をひくのはそのオシャレさ!従来の焼きいも屋さんとは一線を画している。
店主のチョウハシトオルさんは、なんと建築家でデザイナー。冬は焼芋家(やきいもか)になるという人物。ただ美味しいというだけではなく、焼き方からパッケージのデザインに至るまで、彼のこだわりがよくわかる。パッケージのデザインは紙でできたキャンディ型。昔ながらの焼きいもを感じさせつつも新しさが漂う彼のオリジナルデザインだ。出店するイベントごとにオリジナルのパッケージを用意しており、毎回違ったデザインのパッケージが楽しめる。また、オンラインショップでお取り寄せも可能となっており、こちらのボックスデザインも和を感じるオシャレなデザインとなっている。
このパッケージデザインだけでも、従来の焼いものイメージは間違いなく覆されるだろう。もちろん、パッケージのデザインだけではなく味や調理法も強いこだわりを持っている。
まるでスイートポテト!壷焼きいもって何?
焼きいも屋さんというと「石焼きいも」のイメージが強いが、焼きいも日和では「壺焼いも」という調理法を採用している。「壷焼きいも」という製法は実は、大正時代から伝わる方法で、素焼きの壷を使い、練炭の遠赤外線で1時間かけて丁寧に蒸し焼きにしている。手間がかかる上、一度にたくさん焼けないが、焦げずに中までしっかり火が通り絶品の焼きいもが出来上がる。食べると驚くほど柔らかくスイートポテトのようにしっとり濃厚な甘さ。本当に焼いもなのか疑いたくなるほどだ。さつまいも自体にもこだわっており、1ヶ月以上貯蔵して糖度が上がったものを使っているので、基本的に初冬から春先までの営業になっている。
この「壷焼きいも」は大磯本店の他に様々なイベントでも販売している。オンラインショップもあるのでお取り寄せも可能。冷凍のものを1kgから発送してくれる。前述の通り、箱のデザインも非常に素敵なので、お歳暮に贈る人も増えているとか。電子レンジなどで温めてホカホカでいただくのもいいが、冷たいまま食べても別の美味しさなので、是非試してほしい。
※掲載情報は 2014/12/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ご当地グルメ研究家/リサーチャー/日本外食リサーチ&PR協会
椿
日本全国の美味しいモノを世の中に残すために日々奮闘中。「その地域で長く愛されているローカルフード」を探し、そこに如何に根付いているのかを研究。
テレビ番組、WEB、雑誌、イベントで、地域の食や最新グルメ情報のリサーチ・取材・寄稿・レシピ提供・情報発信などを行っている。
2013年より気仙沼の海の中に純米酒を沈めて熟成させる「海中貯蔵プロジェクト」を行う。