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全国でもここだけの独特のお寿司の魅力とは
このお寿司は、京都の丹後地方の一部にのみ古くから伝わる全国でもここだけの、独特のお寿司です。
とり松さんでは、鯖を独自の製法で炒り炊きにして「おぼろ」にされているとのこと。その「鯖のおぼろ」をはじめ、椎茸、干瓢(かんぴょう)、たけのこ、錦糸玉子、かまぼこなどの具材をそれぞれ仕込みます。折にすし飯を詰め、その上に鯖のおぼろと干瓢をちらし、更にすし飯を重ね、その上に鯖のおぼろ・干瓢・たけのこ・錦糸玉子・椎茸・かまぼこ・青豆・生姜を盛り付けます。すし飯・鯖のおぼろ・その他様々な具が絡み合い何とも味わい深い、他にはないお寿司のミルフィーユのようです。
鯖をおぼろとし、数々の具と共に当地方でまつぶたと呼ぶ長方形の木箱に段上に重ねて作り、木べらで四角に切って取り分けます。
丹後地方では、お祭り、お祝い事など、人の集まりには、各家庭で必ず作ってもてなします。私の家でも、小さな頃からお誕生日やお祭りには、必ず家オリジナルのばらずしを母が作ってくれました。地元ではこのお寿司にお刺身、茶碗蒸しがセットで定番です。丹後のばらずしは今でも私の大好物です。
とり松さんのばらずしは、京都駅新幹線改札内のお土産・お弁当売店、また、京都駅では、改札外(コンコース・自由通路)、新幹線八条口改札口向かいにあるKIOSK、ジェイアール京都伊勢丹地下二階惣菜、お弁当コーナー、京都縦貫自動車道の全線開通に伴ってオープンした「道の駅 京丹波 味夢の里」の「京丹波マルシェ」お土産コーナーにて、販売されておられます。全国の百貨店催事でも販売されているとのことですので、是非一度、海の京都 丹後の郷土料理 ばらずしをご賞味くださいませ。
※掲載情報は 2017/05/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
書道家
高岡亜衣
6歳から書道を始める。幼少より日本の伝統芸能である琴、三味線に触れたことから、自身の中にsoundが呼吸のように育つ。エレガントで躍動感溢れる書が、雑誌、TV等で注目され国内外で個展を開き、高い評価を得る。近年はNY、Parisで個展やパフォーマンスを展開。また、世界文化遺産 上賀茂神社での新春書道パフォーマンスを2016年から12年間務めることとなるなど、注目を集めている。地元の良さを伝えるべく丹後ふるさと観光大使としても貢献。書道家としての活動を続ける傍ら、後進への育成にも注力。世界文化遺産 上賀茂神社「賀茂競馬」ロゴ揮毫。